これが“怒りのステイホーム”だ!『ランボー ラスト・ブラッド』のトンネル罠バトルに刮目せよ!

これが“怒りのステイホーム”だ!『ランボー ラスト・ブラッド』のトンネル罠バトルに刮目せよ!
『ランボー ラスト・ブラッド』© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

2020年6月26日(金)より公開される、ランボーシリーズ最新作『ランボー ラスト・ブラッド』。ひと足お先に見させていただきましたが、これがまた素晴らしくゴア強めなアクション作品だった!(過去作の話も含めた内容になるのでネタバレが気になる方はお気をつけください。というか、ぜひ過去作を見て!)

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『ランボー ラスト・ブラッド』© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

■ランボーには幸せになってほしいけど、やっぱり戦う姿が観たい!

お話としては、ついに家族を手に入れたランボーが、愛する娘に危険が迫ったことをきっかけにたった一人でメキシコに乗り込み、人身売買組織との戦いになり、その果てに自宅すら戦場になってしまうという展開。いわゆる『96時間』(2008年)なスタイルで、ありがちといえばありがちなのだが、よく言えばわかりやすい!

戦場から帰って来たら居場所がなかったというのが『ランボー』第1作(1982年)だったので、「ランボーに娘!?」と驚くかもしれないが、ランボーは牧場主として、父の旧友の女性とその孫娘ガブリエラと一緒に暮らしているところから物語は始まる。

『ランボー ラスト・ブラッド』© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

そもそもこのお話は4作目『ランボー 最後の戦場』(2008年)でのミャンマーでの戦いのラストで故郷に帰り、ついに実家の牧場にたどり着きますが、今作はまさにその実家が舞台。そこで平和に暮らす中で、ランボーはガブリエラが友達とパーティーを開くために、牧場の地下に掘った超無骨なトンネルを貸してあげたり、めちゃくちゃに大きなナイフをプレゼントしたりと、少しズレてるけどいい叔父さんになっているあたり、シリーズのファンとしてはグッとくるものがある。

長年、地獄の戦場をくぐり抜けてきたランボーにはできれば幸せに暮らして欲しいとは思う一方、まぁでもそれじゃ映画が成り立たないので、大事な孫娘が危機的状況になり、ランボーはまたしても暴力の世界に飛び込んでいくことになってしまう。映画としては、ここから「アクションパートの始まりだ!」と盛り上がるのだけど、今作はランボーが戦争でのトラウマに未だ苦しめられていることも強調されていて、悲劇的な展開でもある。この、暴力の世界から帰りたかった男が結局暴力の世界に戻っていってしまうという悲しさは、シリーズ共通の魅力だ。

『ランボー ラスト・ブラッド』© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

■自宅の地下にベトナムの戦場を再現して“殺しのスキル”を大盤振る舞い!

そんな今作のアクションはシリーズ共通の、見ていて痛いシーンが盛りだくさんなのだが、相手は兵士などではなく人身売買組織という最低の野郎どもということもあってか、今まで以上にランボーの怒りのパワーが凄まじく徹底的に無慈悲。人間技とは思えぬ凄いこともやりだし、もはや残酷なトドメ技(フェイタリティ)でおなじみの格闘ゲーム「モータル・コンバット」の領域に突入している。ちなみ最新作「Mortal Kombat 11: Aftermath」ではターミネーターもロボコップも参戦してるし、このままランボーにも参戦しちゃって欲しいくらい。

しかし単純なパワーだけではなく、アクションの最大の見所は、なんといっても映画の後半に展開される自作のトンネル内での閉所戦闘シーン。入念な準備の末に自分の有利な戦場に相手を誘い込み、たくさんの危険な罠でもてなすあたり、元グリーンベレーであるランボーの本領発揮といったところ。結局、自分の家にベトナムの戦場を再現していたと考えると悲しいものではあるのだが……。

『ランボー ラスト・ブラッド』© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

罠にも色々バリエーションがあり、人がたくさん死ぬ『ホーム・アローン』(1990年)というかピタゴラスイッチといった具合で、悪党どもを容赦なく仕留めていくところは見ていて爽快。さらに一見無意味な準備もちゃんと結果が出る辺りも見ていて気持ちいい。本当にすごく良くできているので、正直もっと見ていたい!

ただ、今作はアクションだけじゃなくシルヴェスター・スタローンの演技も大きな魅力。彼は2020年7月に74歳になるのだが円熟っぷりに磨きがかかっていて、本当に渋くてカッコいいランボーに仕上がっている。昔のスタローンもよかったけど、スタローンは映画製作者としても役者としても常に進化を続けているので、これからにも期待したい。

『ランボー ラスト・ブラッド』© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

■本当に完結するの? 『ランボー』シリーズはこれからどうなる!?

これからと言えば、一応今作がラストのはずではあるが……『ランボー』シリーズがどこへ向かっていくのかというところもファンとしては気になる。実は今作は当初、ランボーが特殊部隊を率いて遺伝子操作をされた生物と戦うというまさかのSF路線だったりもしたので、もしかするといずれそういった展開にも期待できるかもしれない。このままでは終わらせず、そういったSF生物と戦うとか、ランボーの今までのストーリーから考えて悪のアメリカ大統領あたりとぜひ戦って欲しいものだ。

『ランボー ラスト・ブラッド』© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

ともかく、ラストのトンネル罠バトルはスクリーンの大きな画面&良い音響で見たらきっと大迫力なので、状況が状況だが、可能な範囲で劇場に足を運んでみて欲しい!

文:傭兵ペンギン

『ランボー ラスト・ブラッド』は2020年6月26日(金)より公開

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