【祝・55歳】11月22日はマッツ・ミケルセンのお誕生日! マッツのレア作&出世作を厳選紹介!!

【祝・55歳】11月22日はマッツ・ミケルセンのお誕生日! マッツのレア作&出世作を厳選紹介!!
マッツ・ミケルセン

■まさかの大役に抜擢!? マッツへの期待値は宇宙規模へ

もはや“北欧の至宝”という枕詞も不要な名優、マッツ・ミケルセンが2020年11月22日に55歳の誕生日を迎える。2019年には来日も果たし、前乗りでたっぷり観光も楽しんだマッツだが、パンデミックの影響で2020年は直接その姿を拝むことは叶わなかった。

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それでも我々マッツガチ勢は常に新作公開、そして再来日に備えておかなければならない。ジョニデが降板した『ファンタスティック・ビースト』シリーズ(2016年〜)のグリンデルバルド役を打診されているという特大情報もあったりと、いまやマッツへの期待値は天井知らずである。

ということで今回は、過去のマッツ代表作から2作を厳選。ファンならばすでに鑑賞済みかとは思うが、まずはドラマ『ハンニバル』(2013年〜)の完全無欠な天才カニバりマッツへの布石となったであろう、あの悪役を演じた出世作を紹介したい。

■“血の涙”を流すマンガみたいなマッツがアナタのハートを鷲掴み!『007/カジノ・ロワイヤル』

まずマッツの世界的出世作として知られるのが、人気長寿シリーズの中でも特に支持の高い『007/カジノ・ロワイヤル』(2006年)。多くのファンから『007』史上もっともカッコいいのでは? と称されるド派手なオープニング後、早々に登場するキッチリ横分け目傷のクールな悪人マッツ、その名もル・シッフルから目が離せなくなるはずだ。

本作のボンド(ダニエル・クレイグ)は“人知れず任務を遂行する凄腕スパイ”みたいな華麗さは薄めで、とにかく殺しのライセンスを濫用しまくるワイルド系(Mにめっちゃ怒られる)。そんな力技ボンドとの対比として、某犯罪組織の会計係であるル・シッフルの基礎体温低めなキャラ設定が活きてくる。とはいえ組織の資金繰りにあえいでいるル・シッフルは損失をギャンブルで穴埋めしようとするポンコツぶりで、額に脂汗を浮かべながら全力で強がるマッツが見たい人にも是非おすすめしたい。

 

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悪役とはいえカネの件で多方面からひどい目に遭わされるル・シッフルは思わず援助したくなるほどの不憫さで、しかも会計係のくせに中盤過ぎまで出ずっぱりという、もはやボンド・ボーイと呼んでも差し支えない活躍ぶり。ゆえに本作における最大のライバルはボンドというより、むしろ『007』史上もっとも可憐なボンドガールと称されるヴェスパーを演じたエヴァ・グリーンかもしれない。

過去のマッツ記事でも触れたが、本作の(マッツ的な)白眉はル・シッフルによるボンドのセクシー拷問シーン。ナイフでもペンチでもなく“固く縛った荒縄”というラギッドな小道具でワクワクさせてくれるし、その豪快な使用方法は悶絶ものだ。

■ブレイク直前のフレッシュ(でクレイジー)なマッツが堪能できる『アダムズ・アップル』

ペド疑惑で村八分にされる『偽りなき者』(2012年)で第65回カンヌ国際映画祭男優賞を獲得し世界中に実力を証明したマッツだが、故郷デンマークの盟友アナス・トマス・イェンセン監督によるオフビート喜劇『アダムズ・アップル』(2005年)で、すでに唯一無二の存在感を発揮している。

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マッツ・ミケルセン主演 人里離れた教会にネオナチ男がやってきた! 寓話を駆使した容赦なき強烈な人間劇『アダムズ・アップル』

『アダムズ・アップル』© 2005 M&M Adams Apples ApS.

通常であれば凶悪なアダムは調和を乱す異物と感じるはずなのだが、狂気の聖職者や煩悩まみれの面々と対峙させることにより、むしろ不条理に抗う側の人間として感情移入させてしまうのがすごい。タイトルが示すとおりキリスト教の隠喩が敷き詰められたお話でありながら、それぞれ傷を抱えた個性的すぎる人々による素っ頓狂なやり取りがベースになっているため説教くささは皆無。少々オカルト的な強引さで悲喜こもごもをまとめつつ、最後にはスカッと泣き笑いさせてくれる本作こそマッツの初期代表作として推したい逸品だ。

『アダムズ・アップル』『007/カジノ・ロワイヤル』はCS映画専門チャンネル ムービープラス「特集:マッツ・ミケルセン誕生祭」で2020年11月放送

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