欅坂46、雨と210トン水演出でずぶ濡れ 圧巻の構成力で4万8000人熱狂

欅坂46『欅共和国2019』で全20曲を熱演 平手友梨奈らが客席に放水、菅井友香がボケも

記事まとめ

  • 欅坂46が7日、富士急ハイランド・コニファーフォレストで『欅共和国2019』の公演開催
  • 平手友梨奈は海賊風の帽子と衣装で登場、210トンの水が演出に使用され客席に放水した
  • 霧雨も降っていたが菅井友香が「ありがたいことに雲ひとつない青空で」とボケも

欅坂46、雨と210トン水演出でずぶ濡れ 圧巻の構成力で4万8000人熱狂

欅坂46、雨と210トン水演出でずぶ濡れ 圧巻の構成力で4万8000人熱狂

野外ライブ『欅共和国2019』3日間で4万8000人を熱狂させた欅坂46 Photo by 上山陽介

アイドルグループ・欅坂46が7日、山梨・富士急ハイランド・コニファーフォレストで野外ワンマンライブ『欅共和国2019』の最終日を迎え、降りしきる雨のなかずぶ濡れになりながら、ストーリー性のある全20曲を熱演。3日間で計4万8000人の観客を熱狂させた。

 3年目となる『欅共和国』はステージを巨大な船に見立て、敵の襲来や嵐などの困難に立ち向かい、再び平穏を取り戻すまでのストーリー。オープニングは16人のブラスバンドが奏でるファンファーレが鳴り響くなか、マリンルックをまとったメンバーがバケツやデッキブラシ、ほうきなどを使ったパフォーマンスや手旗信号を披露。尾関梨香がキャラクターのようなキュートな動きで沸かせたあとには、平手友梨奈が海賊風の帽子と衣装で登場し、大歓声のなかで出航の汽笛が鳴り響いた。

 夏の野外ライブとあり、放水が目玉演出の一つ。昨年比5倍となる、のべ210トンの水が演出に使用された。昨年に続いて日本最大級の放水マシン「ウォーターショット」が導入され、高さ70メートルもの水柱が至るところで上がった。メンバーもいかだ船風のトロッコや7ヶ所に設置された見張り台(やぐら)や乗って客席に放水したり、水風船を投げ入れたりして楽しんだ。

 開演前から降っていた霧雨もあいまって、メンバーも観客も冒頭からびしょ濡れ状態。キャプテンの菅井友香が満面の笑みで「ありがたいことに雲ひとつない青空で」と声を弾ませながらボケると、メンバーも「よかった〜」と乗っかって一笑い。小林由依が「私には雨が見えるんだけど」と冷静にツッコミを入れ、さらに笑いを誘った。

 時折挟み込まれる映像でストーリーが展開され、順調に航海していた前半は初期の人気曲「手を繋いで帰ろうか」「青空が違う」など“ザ・アイドル”な楽曲を連発。学業専念のため昨年5月から活動休止し、今回ライブで1年2ヶ月ぶりに復帰した原田葵は「バレエと少年」で見せ場を作り、全員でパフォーマンスした「バスルームトラベル」では尾関と小池美波の甘い歌声に乗せて、平手や鈴本美愉らも“ブリブリ”な振りを披露しファンを歓喜させた。

 日が暮れた後半からはセットリストが一変。笑顔を封印し、真骨頂のダークでシリアスな楽曲でたたみかけた。船が攻撃されて炎上したり、嵐に巻き込まれたりするなか、演出の雷鳴が会場中に轟くと、人気ナンバー「避雷針」へ。ここで再び雨脚が強まり、雨粒が光り輝く自然の演出もドラマ性を高めた。船が沈没後、巨大クジラの映像をバックにメンバーがウォータースクリーン越しに披露した「キミガイナイ」も幻想的で美しかった。

 オープニングの衣装に着替えたメンバーは、ラストナンバーとしてデビュー曲「サイレントマジョリティー」を投入。平手の隣の今泉がいたポジションには2期生の森田ひかるが入り、存在感を発揮した。モーセの十戒で海が割れるシーンを彷彿とさせるサビのフォーメーションでは、平手船長が観客の“海”を真っ二つに割る花道を突き進み、メンバーも追随。年々深まるストーリーの構成力と表現力で観る者をうならせていた。

■ストーリー性で魅了 欅坂46『欅共和国2019』セットリスト

オープニング
Overture
01. 世界には愛しかない
02. 手を繋いで帰ろうか
03. 青空が違う
04. 太陽は見上げる人を選ばない
05. アンビバレント
06. バレエと少年
07. 制服と太陽
08. バスルームトラベル
09. 結局、じゃあねしか言えない
10. Nobody
11. 危なっかしい計画
12. 僕たちの戦争
13. Student Dance
14. 避雷針
15. AM1:27
16. I'm out
17. キミガイナイ
18. 語るなら未来を…
19. 風に吹かれても
20. サイレントマジョリティー
エンディング

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