異なる才能のバランスが絶妙なM-1最年少王者・霜降り明星が首位を獲得 『2019年 ネクストブレイクランキング〜芸人編〜』

異なる才能のバランスが絶妙なM-1最年少王者・霜降り明星が首位を獲得 『2019年 ネクストブレイクランキング〜芸人編〜』

1位:霜降り明星

M-1、R-1、KOC、THE W、おもしろ荘…お笑い芸人が自身のネタの力でチャンスを掴む場が確立した昨今、コアなお笑いファンではなくとも、「次に来る芸人は誰なのか?」について審査員目線でシビアに見るように時代は推移しているようだ。そんななかオーディション&エンタメ情報サイト「デビュー」では、今年さらなる飛躍が期待される『2019年ネクストブレイクランキング』を発表。芸人編では、『M-1グランプリ2018』で王者となった霜降り明星が1位に選ばれた。

◆異なる才能のバランスが絶妙な「M-1最年少王者」

 2013年の結成からわずか5年、せいや26歳、粗品25歳という史上最年少でM-1王者に輝いた【霜降り明星】。M-1審査に絡む思わぬ“場外乱闘”が、華々しいM-1制覇のインパクトを霞ませてしまった感があるものの、実力に裏打ちされたハイテンポかつ新感覚の漫才は、多くの人の印象に残った。さらに、優勝後に出演した数々の番組によって、2人の人となりが知られ、魅力が浸透して行くこととなる。

 「ちょこまか動くチビスケと、ドンとかまえたノッポという組み合わせが楽しい」(千葉/30代/女性)「せいやが変人すぎてヤバい 粗品はとても平和的で今の若者らしいと感じる 新しいと思う」(東京/40代/女性)「粗品さんの才能がすごいし、相方さんの元気よさは好感が持てる」(大阪/50代/男性)と、2人のキャラクターの絶妙なバランスを評価する声も多数。ピン芸人として高いセンスが評価されていた粗品、多芸でキレのあるパフォーマンスを持つせいや。「ハイスクールマンザイ」に出場した高校時代から互いを意識していたという2人の結成エピソードも、高評価を後押ししている。

 若くして大きなタイトルを手にした2人だが、「それぞれがピンでもやれる力量が備わっており、漫才が面白いのも当たり前、バラエティ番組でも力を発揮できそう」(兵庫/50代/男性)「M-1優勝だけでなく、せいやは『すべらない話』でMVPを取ったり、粗品は突っ込みが上手いのでネタ番組だけでなくトーク番組でも仕事が増えそう」(大阪/30代/男性)「岡村(隆史)さんの代わりにラジオをやったのを聞いたのですが 普通に面白かったです。粗品さんが特に。若いのにすごいなと思います」(山口/50代/女性)と、そのポテンシャルの高さは認められており、今後の活躍を疑う余地はないようだ。

◆しゃべくり漫才の実力派兄弟コンビ。兄弟愛と好感度も人気の秘密

 2位にランクインしたのは【ミキ】。兄・昴生と弟・亜生で結成された実兄弟コンビで、2016年第46回NHK上方漫才コンテスト優勝、2017年・2018年と連続して『M-1グランプリ』決勝に進出するなど、漫才の実力は折り紙付き。「漫才師はたくさんいるけど、漫才をしているコンビは少ない。ミキは漫才をしている。このまましゃべくり漫才を続けてほしい」(兵庫/40代/女性)、というように「正統派しゃべくり漫才」でしっかりとファンを惹きつけている。

 一方で、兄弟の仲の良さ、そして「誰も傷つけない漫才」がモットーという好感度の高さも彼らの大きな武器。「兄弟ならではの息の合った掛け合いが見ていて気持ちがいい。不快な気持ちにならないので今後もがんばってほしい」(茨城/50代/女性)「見てて飽きない兄弟コンビ!かわいいなあという感覚でつい見ちゃう人は多いと思う」(東京/10代/女性)「面白いし兄弟仲良くてほっこりする」(東京/20代/女性)という『愛されキャラ』を評価する声も多い。

 さらに「弟がイケメンだから」(栃木/20代/男性)「すでに弟が大阪で凄い人気があるので、東京でもブレイクすると思う」(神奈川/50代/女性)と、弟・亜生の可愛らしいルックスにはアイドル的な人気も集まる。対して兄は不細工キャラを引き受けているものの、「兄弟仲がよくて微笑ましい。距離が近いから腐女子に人気がでそう」(兵庫/10代/女性)と、あらぬ妄想を刺激するほどに『兄弟愛』は彼らのキーワードとなっているようだ。

◆誰も不快にさせない独特の空気感 『THE W』優勝が起爆剤に

 3位に選ばれたのは、昨年の『女芸人No.1決定戦 THE W』(NTV)の優勝者・【阿佐ヶ谷姉妹】。劇団の研究所で出会った2人で結成されたコンビ(もちろん実際の姉妹ではない)で、現在46歳の渡辺江里子と45歳の木村美穂による、「おばさんの自虐」を交えたネタ、高い歌唱力とハモリを活かした歌ネタの人気が高い。女性芸人は特に、身体的特徴のイジりや、「モテない」という恋愛ネタ、攻撃的な「女あるある」ネタに陥りがちという指摘もあるが、阿佐ヶ谷姉妹においては「仲が良くて、育ちの良さを感じさせる上品さがいい」(茨城/50代/女性)「誰も不快にさせないタイプの笑いなので」(東京/30代/女性)「いやらしくない笑い」(静岡/50代/男性)と、嫌味のない2人の空気感が好まれているようだ。

 「ほぼ毎日テレビで見てる気がする」(北海道/30代/女性)「もうブレイクしてる気もしますが。単純にすきだからです(笑)」(茨城/30代/女性)と、すでに知名度もキャリアも十分な2人。それだけに『THE W』での優勝が、格好の起爆剤になるのではと注目されている。ドラマなどで見せる演技力や、ロケ番組での安心感で、幅広い活躍が期待される2人。「じわじわとブレイクし続けて、長く活躍してほしい」(埼玉/30代/女性)「いい低空飛行で、もうそろそろ飛び立ちそう」(大阪/40代/男性)と、良いポジションをキープしたまま、寿命の長い芸人として活躍を続けるのではないだろうか。

◆コンテスト決勝常連が高い人気 アッコモノマネのあの芸人も急上昇

 トップ10を見渡してみると、4位に【かまいたち】、5位に【ハナコ】、7位に【ジャルジャル】とお笑いコンテストのファイナリスト常連組が顔をそろえる。かまいたちは「面白い、それだけで生き残っていける実力はある」(埼玉/50代/男性)「漫才もコントも抜群のセンスやと思います」(兵庫/50代/男性)と実力は充分に証明済みだが、「関西で安定してる芸人さんなので頑張ってほしい」(滋賀/40代/女性)と本格的な東京でのブレイクが待たれる。ハナコは「キングオブコント2018」優勝で脚光を浴びたトリオ。「テレビで何度も拝見しましたが、いまだに同じネタをやっているのを観たことなく感心しています。ネタは沢山あるようなのでもっと観たいです」(福岡/30代/女性)「ネタ番組にはかかせないトリオになると思う」(東京/30代/男性)とコント師としての力は疑う余地はないが、「バラエティに順応できるかは未知」(愛知/30代/男性)と、コントの世界観から飛び出した個々のキャラクターが今後試されて行くだろう。7位のジャルジャルは早くから人気を勝ち得たコンビだが、2年連続M-1決勝進出の実力と、その裏側の真摯な努力に評価は高まる一方。「もうかなりの兄さんなので期待を込めて今年こそは大ブレイク果たしてほしいです」(愛知/40代/女性)とブレイクを期待する声も多い。

◆和田アキ子のモノマネで人気急上昇中の「Mr.シャチホコ」

 トップ10のなかで注目の存在は、大御所・和田アキ子のモノマネでブレイク寸前の【Mr.シャチホコ】(6位)。「和田アキ子のものまね史上一番似ている」(静岡/30代/男性)「和田アキ子の『歌まね』は何十年も前から何十人もの芸人によってやり尽くされてきたけど、『トークものまね』は気付きそうで気付かない大発明。色々な番組で使い勝手が良さそうなので、テレビで見る機会は絶対に増えると思う」(青森/40代/男性)と、そのクオリティに絶賛コメントが集中。『ウチのガヤがすみません!』(NTV)で和田アキ子本人との共演も果たし、「IKKO×チョコレートプラネット松尾」「細川たかし×レイザーラモンRG」のような、相乗効果でのブレイクも期待できそうだ。

◆3人組で独特の漫才道を行く「四千頭身」

 9位の【四千頭身】は、ワタナベコメディスクール出身の21歳〜22歳という若きトリオ芸人。「伝統的なシステムながら凄く上手いと感じるネタと、声を張らないツッコミやギラつかない今っぽさが融合していて面白い。周りの若手より頭一つ抜けている印象」(千葉/40代/女性)と、新鮮な空気を呼び込んでいる。ネタの面白さへの評価が集まっているが「後藤(拓実)のキャラがトークバラエティでハネたので今年はグループ売りができるかもしれない。トリオ漫才は個性が出しやすいので左右の二人の見せ方で可能性はあると思う」(神奈川/30代/女性)と、ネタ番組以外での活躍も期待される。

 「ネタの実力」を大前提として、「好感度の高さ」「キャラクターの新鮮さ」まで複合的に評価される「ネクストブレイクランキング〜芸人編〜」。上位にランクインした芸人たちが今年どんな活躍を見せるのか、注目していきたい。

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