あいみょんがパクリ疑惑なら世の中はパクリだらけになる!?

あいみょんがパクリ疑惑なら世の中はパクリだらけになる!?

あいみょんがパクリ疑惑なら世の中はパクリだらけになる!?

 昨年末の「第69回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たし、一躍全国区の知名度を得たアーティストのあいみょんに、パクリ疑惑が持ち上がっている。彼女の代表曲である「マリーゴールド」がなんと、任天堂ゲームボーイ用ソフト「メダロット2」のBGMをパクっているというのだ。

 SNSでは「メダロット2に合わせてマリーゴールドを歌えるレベル」「一緒に再生してみると完全に同じ」など、パクリ疑惑を肯定する声が続出している。たしかにサビの「麦わら帽子の君が揺れたマリーゴールドに似てる」という箇所は、メダロット2に似て聴こえなくもない。だが、そもそもこのパクリ疑惑自体に意味がないとの指摘もある。音楽ライターが指摘する。

「問題とされる『マリーゴールド』のサビは、最初の4小節が『メダロット2』に似ている一方で、続く4小節では大きく曲調が変わっています。これに関してパクリ指摘派からは『前半をパクり、後半にオリジナリティを入れてゴマかした』という指摘もありますが、これは音楽をやったことのない人ならではの妄想ですね。そもそもこの程度の相似は、音楽の世界では少しも珍しくないもの。コード進行に関する知識があれば、すぐに見分けがつくものです」

 両曲のコード進行を比べると、曲調の似ているサビ前半は〈C⇒G⇒Aマイナー〉で一致しているが、後半はまったく異なる展開となっている。この〈C⇒G⇒Aマイナー〉はビートルズの「Let It Be」やスピッツの「チェリー」、AKB48の「上からマリコ」やMONGOL800の「小さな恋の歌」など、ジャンルを問わず様々な楽曲で使われている王道進行だというのだ。

「この後にどんな進行が続くかで曲調は大きく変わるもの。何よりメロディを比べれば似ているのは最初の1小節だけで、その後は符割りも異なっていますし、これを“パクリ”扱いするのは相当に無理筋ですね。1小節の相似だけでパクリ扱いされるなら、世にある曲のほとんどは何らかのパクリを含んでいることになってしまいます」(前出・音楽ライター)

 音楽を愛する人たちはそもそも今回のパクリ疑惑などまともに取り合っていないはず。これからもあいみょんには素晴らしい曲を世に送り出してもらいたいものだ。

(金田麻有)

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