有村架純ドラマ「石子と羽男」が「満足度ランキング1位」を独走する裏事情

有村架純&中村倫也W主演『石子と羽男』が孤軍奮闘 身近なテーマから法律に斬り込む

記事まとめ

  • 有村架純&中村倫也がW主演のTBS系ドラマ『石子と羽男』が孤軍奮闘している
  • 金曜夜10時は『金曜ロードショー』があるため、なかなか数字を取れない時間帯だという
  • 『石子と羽男』は全話を通しての平均視聴率7.2%と「大健闘」している

有村架純ドラマ「石子と羽男」が「満足度ランキング1位」を独走する裏事情

有村架純ドラマ「石子と羽男」が「満足度ランキング1位」を独走する裏事情

有村架純ドラマ「石子と羽男」が「満足度ランキング1位」を独走する裏事情

 夏ドラマは視聴率を稼ぎづらいと言われるが、最終話を残すばかりとなった、有村架純中村倫也がW主演の「石子と羽男~そんなコトで訴えます?~」(TBS系)が孤軍奮闘している。ドラマライターが、視聴率を分析するには、

「主演2人が弁護士(中村)とパラリーガル(有村)という、バディもののリーガルドラマ。1話が6.9%(世帯視聴率)からスタートして、ほぼ毎回7%前後を保ち、今のところ、全話を通しての平均視聴率は7.2%です。この数字をどう評価するかは、意見が分かれるところかと思います。ただ、言えるのは、金曜夜10時という放送時間帯は、裏番組に『金曜ロードショー』(日本テレビ系)があるため、なかなか数字を取れません」

 昨年、あれほど盛り上がった同枠の「最愛」でさえ、最終回で初めて10.9%と2桁台に乗せたほどで、全話を通しての平均視聴率は8.7%だった。ドラマライターが続ける。

「加えて、今年4月から始まった携帯などでの同時リアル配信の影響もあり、TBSの『日曜劇場』やフジテレビ「月9」、テレビ朝日の木曜夜9時といった人気枠も含め、ドラマ全体で確実に3~5%は視聴率が落ちています」

 こうした事情を考慮すれば「大健闘」と言えなくもない。例えば、オリコンのドラマ満足度ランキングでは今のところ、1話から全てトップに君臨し続けている。

「TVerのドラマランキングでも、毎話必ず1位に躍り出るだけでなく、順位の下降率も緩く、トップ10内に収まったまま次の放送回を迎える、というのが常です。TVerでの『お気に入り登録』の数も77.6万人と、ゴールデン・プライム帯のドラマ群では、これまたトップです」(ドラマ関係者)

 ちなみに、民放局でゴールデン帯(シリーズものは除く)の他作品の登録者数(9月13日時点)をランキングにしてみると──。

 2位 ユニコーンに乗って 70.0万人

 3位 六本木クラス 63.6万人

 4位 オールドルーキー 58.7万人

 5位 テッパチ! 57.7万人

 6位 競争の番人 55.1万人

 7位 魔法のリノベ 47.7万人

 8位 純愛ディソナンス 46.4万人

 9位 初恋の悪魔 41.5万人

 10位 新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~ 32.8万人

 11位 家庭教師のトラコ 26.9万人

 TBS系ドラマの場合、年末のドラマ一挙放送で思わぬ形で火がつき、その後にスペシャルドラマ化される、という例も少なくない。あくまで身近なテーマから法律に斬り込んだ「石子と羽男」にはぜひと、もシリーズ化を期待したい。

(島花鈴)

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