紅白の超目玉が「藤井風の1択」と呼ばれる理由

紅白の超目玉が「藤井風の1択」と呼ばれる理由

紅白の超目玉が「藤井風の1択」と呼ばれる理由

 かつてないほど「ヒット曲不在」が叫ばれる2021年の音楽シーン。幅広い世代が口ずさめるヒット曲は年々、減っていくばかり。それは、大みそかの風物詩である「NHK紅白歌合戦」の選考にもつながっていく。

「昨年もヒット曲がないと言われましたが、それでもジャニーズのSnowManとSixTONESの同日デビュー、瑛人の『香水』のヒット、NiziUのブレイクなど話題は多かった。SnowManこそメンバーのコロナ感染で直前に辞退しましたが、いずれも『紅白』に引っ張り出したのは、NHKの底力を感じました」(音楽ジャーナリスト)

 極めつけは、ストリーミング再生回数が1億回を超えていた「夜に駆ける」のYOASOBIを、テレビ初歌唱という形で目玉にしたことだろう。実は18年にも、テレビで一切歌唱披露をしたことがなかった米津玄師を、ロングセラーの「Lemon」で生出演させたことも特筆される。そして今年は、初出場の候補としてSnowMan(昨年から持ち越し)、優里、宮本浩次らの名前が挙がっているが、大本命は「令和最大の天才」と呼ばれる藤井風だ。正式デビューは20年1月だが、アマチュア時代からYouTubeの活動などで注目度は高く、川谷絵音ら名うてのアーティストが「とんでもない才能!」と声をそろえる。

「テレビどころか音楽誌に登場することもほとんどありませんでしたが、今年9月4日に日産スタジアムでの無観客の配信ライブが、主にニュース番組を中心に各局で取り上げられました。NHKでは10月14日に同ライブを中心とした特別番組を編成。10月24日には、史上初の民放5局横断CMもオンエアされました」(前出・音楽ジャーナリスト)

 NHKとの縁も含め、近年の特徴である「大みそかギリギリの特別枠の発表」に期待が高まる。ちなみに、占星術の世界では、200年続いた「地の時代」から「風の時代」に移行したばかり。まさしく〈新しい風〉を呼び込みそうだ。

(石田伸也)

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