菅田将暉「親は鼻息が荒くなっている」、初の大河ドラマへの意気込み

菅田将暉「親は鼻息が荒くなっている」、初の大河ドラマへの意気込み

菅田将暉、『おんな城主 直虎』インタビュー クランクイン!

 登場人物の機微が繊細に描かれていることで感情移入しやすいと評判の大河ドラマ『おんな城主 直虎』。強国・今川家に翻弄され続ける井伊家のなかで、のちの徳川四天王と呼ばれるほどになる井伊直政。そんなお家の救世主となる人物を演じるのが、若手実力派俳優として映画・ドラマに引っ張りだこの菅田将暉だ。大河初出演となった菅田が本作への意気込みを語った。

 2016年7月に会見を行ってから、菅田が出演するまで1年以上の時間が経過したが「作品に途中参加するというのは、やりづらい部分もあるのですごく緊張していたのですが、出演者の皆さんがとても明るくて、ウェルカムな感じだったのでやりやすかったです」とチームワークの良さを強調する。

 菅田にとって初の大河出演となるが「まだ手応えはわからないですが、時代劇ならではの所作、例えばお辞儀一つでも首からではなくしっかり胸からするみたいな、時代背景がしっかり見えるような立ち振る舞いをしていかなければいけないと思いながらやっています。やっと一通りなじんできたのかなという段階」とやや控え目に語っていたが、「行動原理に人を敬う気持ちがある。言葉ではなく、肉体を使って感情を表現するのって、徳の高い感じがします」と古い時代の所作の美しさに魅了されているようだ。

 周囲の反応については「周りの友達は僕の仕事にまったく興味がないので…」と語っていたが「親は鼻息が荒くなっているようで、『大河に出られるなんてすごい』って久々にほめられました。祖母も観てくれるのかなって考えると、素直によかったなって思います」と笑顔を見せた。

 自身が演じる直政について「徳川四天王のなかでは断トツで年齢が若く、戦場では鬼のように強い。さらに外交面でも頭脳明晰で、しかも容姿端麗とすごい人。でも執念深かったり、言われた一言を根に持っていたり、演じる上でとてもおもしろい」と語ると「家康との事情を読んでいると、なんとなくBL的な要素もあったり、(脚本家の)森下(佳子)さんは狙って書いているのかなって感じる部分もあります」と角度の違った見方も。

 現在、直政の幼少期は寺田心が演じているが「2年ぐらい前にバラエティ番組で会ったときは可愛いかったのに、頭を丸めた瞬間とか、顔つきも変わってオスの表情を出すことがありますよね」と独特の視点で語ると「この前、現場で会ったときに『バトンタッチですよ』って言われたんです。力強くてまっすぐなところは心くんにぴったり。なんともいえないチャーミングな部分だったり、天然的要素の賢さだったり、そういう部分を引き継いでうまく演じられたら」と意気込んだ。

 このドラマでは、直政は14歳から家康に仕えるが「僕は同じような年のころ、仮面ライダーをやっていましたが、虎松(直政の幼名)とは真逆で線が細くて、インドアな感じでしたね。モテたくて髪を伸ばしたり、色気づいていて、自分の人生なんて考えたことがなかった。虎松と自分の共通点は、前髪を下ろしているぐらい。大胆な行動力もなく、せせこましく生きていました」と当時を振り返っていた。

 「才能だけじゃない、泥臭く、格好悪いところを見せて学んでいく姿や、精神的に何回も負けていくなかで、やっと勝って進んでいくという人生に共感するし、やりがいを感じます」と語った菅田=直政の演技に期待だ。(取材・文・写真:磯部正和)

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』はNHK BSプレミアムにて18時より、総合テレビにて20時より放送中。

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