『セトウツミ』高杉真宙&葉山奨之、真逆の性格の2人の共通課題は“大阪弁”

『セトウツミ』高杉真宙&葉山奨之、真逆の性格の2人の共通課題は“大阪弁”

『セトウツミ』高杉真宙&葉山奨之インタビュー クランクイン!

 昨年映画化された此元和津也の人気コミックが、連続テレビドラマ『セトウツミ』(テレビ東京ほか)になって帰ってきた。主演の関西の男子高校生コンビを演じるのは、次世代を担う若手注目俳優の高杉真宙と葉山奨之。プレッシャーをはねのけながら日々悪戦苦闘する両雄が、本作に懸ける熱い思いを語った。

 友達が少ないクールなインテリメガネ・内海想(高杉)と、サッカー部を退部して暇を持て余すお調子者の瀬戸小吉(葉山)。本作は、そんな関西の凸凹男子高校生コンビが、放課後、河原に座り込んで、ただ“喋るだけ”なのに、クスッと笑えて心温まる青春コメディ。メガネ男子の高杉と、ツンツン頭の葉山が、学ラン姿でコミックのビジュアルを再現し、大阪弁でボケとツッコミを繰り広げる。

 「役柄そのままに、真逆の性格」とお互いを分析する高杉と葉山は、本作のオファーを受けたときの心境も対照的。内海を演じる高杉は、「もともと原作が大好きで、映画版ももちろん観させていただいたので、ガッツリ意識しちゃいましたね。不安や緊張に変換された部分は確かにありましたが、その思いが、逆に自分を突き動かす“エンジン”になった」と振り返る。

 一方、瀬戸を演じる葉山は、「世間的には映画版のイメージが強いでしょうが、僕は“新しいものを作れたらいいな”という思いでいっぱいでした。1話約3エピソードなので、『サザエさん』を観るように、金曜の深夜、僕たち2人の会話劇を自宅で気軽に楽しんでいただけたら」と意欲的。さらに、「映画版の真似をしてしまったら、表現者としてつまらないと思うので、僕と真宙の中で生まれてきたものを大切したい」と目を輝かせる。

 現実を冷静に受け止め、プレッシャーをパワーに変える高杉と、自分たちにしかできないものを積極的に作ろうと自らを奮い立たせる葉山。対照的な2人の性格は、インタビュー中も絶妙な空気感を醸し出す。「真宙は人見知りで、僕は社交的。だから自分からアプローチして、彼の心の壁を突破しようと思った」と葉山が快活に語ると、「フレンドリーに接してくれて本当に助かりました」と高杉が肩をなでおろす。まさにリアル『セトウツミ』だ。

 撮影開始から約1ヵ月半、すっかり打ち解けた高杉と葉山。目下の共通の課題は“大阪弁”と“笑いの間”。とくに福岡出身の高杉は、「方言の先生にマンツーマンで教えていただいているのですが、全てが難しい。イントネーションが全然違うので、感覚的には独立した国家の言葉を覚えている感じ」と苦笑い。大阪出身の葉山でさえ、「僕が住んでいた地域と、ドラマの舞台となった地域では、ちょっと言い方が違うところがあって。今回、“大阪弁にもいろいろ言い方がある”っていうことを改めて実感した」と深く頷く。

 演じながら笑いを取るという、ある意味、高度な芝居に苦戦する2人は、第1話の放送を観て、「お互い、緊張しているのが伝わってきた」と反省の弁も。高杉はお笑いコンビのフットボールアワー、葉山はダウンタウンをそれぞれ参考にしたというが、「あくまでもドラマとして演じているので、漫才になっちゃいけない。そこのバランスがとにかく難しい」と2人は口を揃えて強調する。

 それでも手応えを感じた葉山は、「映画版よりもテンポが早く、テレビ的で観やすくなっている」と自信をのぞかせながら、「悪いところは修正し、瀬戸ならではのハイテンションをキープしてドラマを引っ張って行きたい」と改めて決意表明。高杉も、「シュールな高校生が変なことをやっている、その姿がとにかく面白い。何も考えずに楽しめるドラマにして行きたい」と意気込みを見せていた。(取材・文・写真:坂田正樹)

 ドラマ25『セトウツミ』は、テレビ東京ほかにて毎週金曜24時52分より放送中。

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