<17年1月期ドラマ総括>SMAP解散後初、木村拓哉&草なぎ剛主演ドラマが話題に 『逃げ恥』枠も注目

<17年1月期ドラマ総括>SMAP解散後初、木村拓哉&草なぎ剛主演ドラマが話題に 『逃げ恥』枠も注目

<17年1月期ドラマ総括>『A LIFE〜愛しき人』『嘘の戦争』が好調、『カルテット』も話題に クランクイン!

 2017年の年の瀬も押し迫ってきた今、振り返ってみれば、今年も数々のドラマが放送され、私たちの胸を熱くさせた。そこで、今回は、1月期(2017年1〜3月)からクールごとにドラマを振り返ってみたいと思う。

 2016年10月期の爆発的大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)の余韻も冷めやらぬ2017年1月期には、各局、話題性の高い作品が並んだ。その中で、視聴率クールトップを飾ったのは、木村拓哉が主演した『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS)で、最高視聴率16.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)を記録した。この作品は木村にとって、SMAP解散後、初となる主演ドラマであり、また、同クールには草なぎ剛主演の『嘘の戦争』(カンテレ・フジテレビ)が放送されたことから、どちらが勝つかという点でも注目を集めた。その結果は木村に軍配が上がり、木村主演ドラマの人気の高さを改めて感じた作品でもあった。

 一方の草なぎ主演の『嘘の戦争』も最高視聴率12.0%と大健闘。『嘘の戦争』は、母、弟、父を巧妙に仕組まれた殺人事件によって失った男が、名前を変えて詐欺師となり、事件関係者達に罠を仕掛ける復讐劇。草なぎが詐欺師となって復讐に燃える役を熱演し、その演技力の高さも話題に。視聴率では木村に及ばなかったものの、作品の評価は高く、草なぎの代表作の一つに数えられるドラマであろう。

 『逃げ恥』と同枠のTBS系火曜22時に放送され、松たか子、松田龍平、満島ひかり、高橋一生が出演した『カルテット』は、話題性ではNo.1の作品だ。『カルテット』は、偶然出会った男女4人がカルテットを組み、ひと冬の共同生活を送る姿を描いたヒューマンサスペンス。脚本の坂元裕二が作り出した独特の世界観に惹きこまれる視聴者も多く、毎話放送終了後には「最高すぎる」「早く来週になって」と大きな反響が寄せられた。高橋がブレイクしたのも、この作品がきっかけ。「2017年ブレイク俳優ランキング」(オリコン・モニターリサーチ調べ)では、竹内涼真に続いて第2位にランクインし、2018年もさらなる活躍が期待される。

 同じく、話題になった作品といえば『東京タラレバ娘』(日本テレビ)が挙げられる。東村アキコの大ヒットコミックを原作に、独身・彼氏ナシの30歳女子たちの恋を描いた作品だ。最高視聴率13.8%と、民放では『相棒15』『A LIFE〜愛しき人〜』に続く第3位を記録した。主人公を演じた吉高由里子、そしてその親友役の榮倉奈々と大島優子が、「キレイになったら、もっといい男が現れる!」「好きになれれば、結婚できる!!」とタラレバ言いながら女子会を開く姿に、ネットでは「やばい、私のことかも」「心に突き刺さりまくる」と自身を振り返る声が多数集まった。

 このほか、ドロドロの恋愛劇を描いた『奪い愛、冬』(テレビ朝日)や冴えないサラリーマンがスーパーヒーローとなって事件を解決する『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ)、山田孝之が芦田愛菜と共演した『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京)などバラエティ豊かな作品が並んだ1月期。マンガ原作のドラマも未だ多数あるものの、全体的にはオリジナル作品の人気が高まっていることを感じる2017年のスタートだった。(文:嶋田真己)

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