乃木坂46・桜井玲香 卒業ライブ、ソロ曲で涙あふれ…8年間の活動に有終の美

乃木坂46・桜井玲香 卒業ライブ、ソロ曲で涙あふれ…8年間の活動に有終の美

「乃木坂46 真夏の全国ツアー2019」

 乃木坂46・桜井玲香が1日、東京・明治神宮球場で開催された「乃木坂46 真夏の全国ツアー2019」に出演。本公演をもって乃木坂46を卒業する桜井は、会場に集まった3万5000人のファンの前で感謝の挨拶。卒業に際して書き下ろされた、自身のソロ曲の歌唱中にこらえきれず大粒の涙を流した。同グループのキャプテンとして走り続けた桜井は、約8年間の乃木坂46としての活動に有終の美を飾った。

 開演前には、注意事項を告げる“影ナレ”に番組で共演するバナナマン・日村勇紀がサプライズで登場し、会場を盛り上げたこの日。幕開けを告げる『Overture』のメロディーが流れると、客席は総立ちでメンバーたちを出迎えた。

 白石麻衣の「お前ら、盛り上がる準備できてんのかー!」という力強いあおりで始まった1曲目は『ガールズルール』。続く『太陽ノック』では白石や秋元真夏、与田祐希らがフロートに乗り客席を鼓舞し、『夏のFree&Easy』でメンバーはメインステージから三方に伸びた花道へ。4曲目『裸足のSummer』では、リズムに合わせてタオルを掲げた観客たちもステージに向けて熱気を届けていた。

 MCでは「玲香も最後なんで『どうしよう』と思ってた」と新内眞衣が涙をこらえながら本音を明かし、寄り添った桜井が「リハーサルのときから泣いてくれていたよね」とフォロー。涙を流すまいと空を見上げた新内は「私たちは横から見守るので、お客さんも正面から玲香を応援してあげてください」と客席にメッセージを伝えていた。

 その後、3期生による『三番目の風』や4期生による『4番目の光』が披露され、さらに、ステージでは両組による『トキトキメキメキ』と『キスの手裏剣』のパフォーマンスが繰り広げられた。

 そして、ライブはユニットのブロックへと続き、堀未央奈をセンターに据えた『自由の彼方』や齋藤飛鳥と遠藤さくらによる『他の星から』。生田絵梨花や伊藤純奈ら4名のメンバーによる『白米様』が披露され、続くダンサブルなナンバー『自分じゃない感じ』では桜井を中心に、中田花奈、和田まあやらがそれぞれソロのダンスパートで魅せる一幕もあった。

 公演も中盤へとさしかかり、グループの歩みをたどるVTRが終わると、客席中央のサブステージに白石が登場。メインステージの中央で待ち構える齋藤飛鳥と合流すると同時に火柱が立ち上り鳴り始めたのは、情熱がただよう『インフルエンサー』。その後は激しいメロディから一変、ステージでは『命は美しい』『何度目の青空か?』『シンクロニシティ』『滑走路』『日常』と、バラード調のしっとりした曲が続けざまに披露された。

 そして、桜井、生田、伊藤純奈ら11人による『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』など3曲を披露したのち、スクリーンに浮かび上がったのは7月公開のドキュメンタリー映像を切り取った西野七瀬のVTR。客席の「なーちゃん(西野七瀬)」コールを受けて、1期生が『僕のこと、知ってる?』を披露し、続く『そんなバカな・・・』では堀、白石、松村沙友理らがトロッコで客席へと近づき、ふたたびステージへ戻ったメンバーは『ハウス!』を繰り広げた。

 その後、ステージには桜井と秋元が残り2人きりのトークを展開。「この夏は真夏がたくさん助けてくれた。キャプテンを継ぐのもまさかだったね」と桜井が口にすると、秋元は「同期や後輩のみんなが『真夏でよかった』と言ってくれて。でも、玲香の卒業もまだ実感できてない」と寂しさをにじませていた。

 続いて、終盤へ向かうステージでは齋藤が特技であるドラムのパフォーマンスで魅せたのち、サポートを務めるバンドが登場。生演奏でアレンジされた『世界で一番 孤独なLover』や『スカイダイビング』、『おいでシャンプー』、『ジコチューで行こう!』を歌い上げ、約3万5000人のファンたちによる大合唱も浴びながら『Sing Out!』を披露し本編が終了した。

 そして、客席からのアンコールを受けて桜井が一人でステージに登場。「もう終わっちゃうな、早いですね」と語りかけた桜井は「3年前に1ヵ月半だけ休業したときは、アイドルとしてもキャプテンとしても頑張ろうと力んだ末に、アイドルどころか芸能界も辞めようと思うほど追い込まれていました」と告白。

 しかし、メンバーが「どうすれば玲香が戻ってこられるかを必死に考えてくれた」とグループに支えられていた過去を振り返り、「アイドルを辞めたかったからではなく、残ってくれるメンバーに背中を向けられる人になろうと思ったから」と、後輩へ引導を渡すべく卒業を決断したと明かした。

 ここで卒業に際して桜井のために書き下ろされた楽曲『時々 思い出してください』を披露した桜井。情感豊かに歌い上げる中、後半、涙で声を詰まらせてしまう場面もあったが、メンバーがステージに姿を現し、桜井を支えた。歌い終えると「ああ〜泣いちゃった」と笑顔を見せた。

 さらに卒業後に発売されるシングル曲『夜明けまで強がらなくてもいい』を最初で最後の形で初披露。しんみりした空気に包まれた会場に『ロマンティックいか焼き』が流れると客席の空気も一変し、桜井自身「歌詞が好き」と語っていた『僕だけの光』と続いた。

 続くMCではメンバーがステージへ集まる中、次期キャプテンとなる秋元が桜井へ寄せた手紙を朗読。「(ユニットの)女子高カルテットでは『おばあちゃんになっても一緒に過ごしてそう』といわれるほど濃い時間を過ごせた」と回想した秋元は、「玲香が作ってくれた優しい空気感こそが乃木坂らしさでした。悩みも打ち明けてくれないので『もっと頼っていいんだよ』と思っていたけど、うれしさも苦しさもすべて自分たちのために受け止めてくれて本当にありがとう」と桜井への感謝を伝えた。

 そして、桜井が「私の乃木坂としての人生で一番心に刺さった曲」と話した『乃木坂の詩』を歌い上げたのち、Wアンコールでは『会いたかったかもしれない』を披露。全35曲に及ぶ公演は閉幕したが、秋元の「せっかくだから、みなさんの近くに行っちゃうのはどう?」という提案を受けた桜井は客席の外周を歩き、道中では花束を持った昨年12月卒業の若月佑美がサプライズで登場。涙をこらえきれない桜井に「ここからが長いですから。“戦友”として頑張りましょう!」とエールを送った。

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