フェロモン溢れるヒロイン・深田恭子の登場で一気に華やかに! ドラマ『ハロー張りネズミ』第2話

フェロモン溢れるヒロイン・深田恭子の登場で一気に華やかに! ドラマ『ハロー張りネズミ』第2話

TBS系『ハロー張りネズミ』番組公式サイトより

 頭が弱くてスケベだけど情に厚い。そんな人情味あふれる探偵・五郎を俳優の瑛太が演じているドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)。その第2話が21日に放送されました。

 今回の依頼主は四俵蘭子(深田恭子)。その依頼というのは、25年前、土地買収に失敗しそうになった引責でサンダー貿易の副社長職を追われ、それを苦に自殺したと見なされている、育ての父・四俵乙吉(平田満)の死の真相を調査して欲しいというものでした。

 蘭子は、父・乙吉の死は自殺ではなく他殺だったと主張。当時、社内で乙吉と派閥争いを繰り広げていた、現・サンダー貿易会長の舞原(中原丈雄)にハメられたのだと訴えます。

 まず、事件の発端となった土地買収というのは、こういった内容でした。アラブ系の企業が巨大レジャーランドの建設を計画していると聞きつけた乙吉が、会社の株を担保に建設候補地を200億円で購入。その土地をレジャー会社に転売することを画策したのです。

 しかし、レジャーランドの建設計画は頓挫。会社が傾きかねない大損失になるところだったのですが、それを防いだのが舞原でした。舞原は、原発の建設地として政府に250億円でその土地を売りつけることに成功したのです。これにより社内での力を強めました。

 その一方、乙吉は経営者としての能力を疑われ、それを苦に自殺したのだと見なされました。しかし、蘭子は、舞原が最初から乙吉を追い落とすため、建設大臣らと手を組んでレジャーランド建設という嘘の情報を流したのではないかと疑っているのです。

 蘭子がそのような疑惑を抱いたのにはわけがあります。最近、匿名で送られてきたというCDに、乙吉が何者かに襲われているらしき音声が録音されていたからです。また、襲われる直前、乙吉は「書類はミナミに渡した」というメッセージも残していました。

 その“ミナミ”は、当時総会屋をしていた、サンライズ出版社長・南謙次郎(リリー・フランキー)だということが判明。五郎が会いに行くと、南は、25年前、舞原と政治家との癒着関係を証明する資料を乙吉から受け取ったことを覚えていました。しかし、その資料は雑然とした社内のどこかに埋もれているとのことで、探し出すように頼み、五郎は事務所へ戻ります。

 その事務所では、所長の風かほる(山口智子)が、乙吉が自殺した当時の現場検証書類一式を手に待っていました。それらに目を通した五郎は、四俵の遺体が写る写真に「ARABIAN」と読めるダイイングメッセージらしきものがあることに気づきます。

 そのメッセージから、レジャーランド建設を計画していたアラブ系の企業関係者が犯人なのではないかと推論を立てる五郎。そこへ南から電話がかかってきて、資料が見つかったという報告があるのですが、次の瞬間、電話口から爆発音が聞こえてきます。南の事務所に手榴弾を投げ込まれたのです。そこで第2話は終了となりました。

 今回、蘭子の依頼に疑問を抱いた視聴者は少なくなかったのではないでしょうか。25年前の事件をなぜ今更になって調査するのか、ということについてです。

 そもそも原作ではまず、蘭子の生き別れた双子の姉・尾津蓮子が先に登場し、五郎と恋人関係になります。しかし、蓮子は昔付き合っていた覚せい剤の売人に殺されてしまうのです。失意のどん底に陥る五郎ですが、蓮子には双子の妹がいることを知り、大阪にいる蘭子を探し当てます。

 原作での蘭子は、“2年前に”自殺した乙吉の死の背景に、蔵本(ドラマの舞原にあたる人物)と政治家との癒着関係があったことを知ったため命を狙われ、大阪に逃げているという設定でした。それが、五郎と恋仲となり東京へ移ったことで再び命を狙われるようになり、それに対抗して五郎ら探偵事務所のメンバーが蔵本の癒着を暴くという展開になったのです。乙吉の死の真相を追求する動機付けとしては、こちらの方がより自然でドラマティックだったと思います。

 しかし、原作では蓮子が元カレにシャブ漬けにされたり、五郎がえげつないリンチに遭うなど暴力的な描写が多いため、やむなく蘭子をいきなり登場させることになったのかもしれません。また、放送枠の制限もあるのでしょう。

 その辺の事情は定かではありませんが、深田恭子を蘭子役にキャスティングしたのは正解だったと思います。原作の蘭子は黒髪ロングでスレンダーボディのクールビューティータイプ。こちらはこちらで魅力的なのですが、フェロモンを放ちまくる深田が登場したことで、第1話では五郎と小暮久作(森田剛)の2人がほぼ出ずっぱりでむさ苦しかった画面がパッと華やいだ印象を受けました。

 さて、次回は、そんな蘭子のお色気シーンや五郎のアクションシーンが盛り込まれつつ、乙吉の死の真相が明かされるということで、放送を心待ちにしたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

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