『しくじり先生』終了に見る「飽きられる前にやめる」テレ朝と「やめられない」フジの苦悩

テレ朝『しくじり先生』終了 『めちゃイケ』など「過去の栄光」引きずるフジが苦悩

記事まとめ

  • テレビ朝日系の人気番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』が終了して話題に
  • ホリエモン、新垣隆氏、ヒロミ、新庄剛志氏、清水宏保、熊切あさ美など出演し人気に
  • フジでは、数年来、『めちゃイケ』と『みなさんのおかげでした』に打ち切り話も

『しくじり先生』終了に見る「飽きられる前にやめる」テレ朝と「やめられない」フジの苦悩

『しくじり先生』終了に見る「飽きられる前にやめる」テレ朝と「やめられない」フジの苦悩

テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』番組公式サイトより<

 芸能人や著名人が自らの失敗談を語るテレビ朝日系の人気番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』が終了。人気コンテンツをあっさり打ち切る潔さに、“お台場方面”からは、ため息が漏れている。

『しくじり先生』は、2014年10月に深夜枠でスタート。瞬く間に話題となり、15年4月にゴールデンに昇格。ホリエモン、新垣隆、ヒロミ、新庄剛志、清水宏保、熊切あさ美、貴闘力など、常に話題性の高い著名人をブッキングして、人気を博してきた。しかし、同番組は亀田史郎&興毅親子が出演した9月24日放送回で終了。この決断について、テレビ情報誌記者は語る。

「今回の番組終了は、業界でもかなり話題になりました。番組に一時ほどの勢いがなくなっていたのは事実ですが、ベッキーやショーン・Kなど、ゲスト候補はいくらでもいたと思いますので、ネタ切れということはないでしょう。テレ朝は、『しくじり先生』もそうですが、『大改造!!劇的ビフォーアフター』や『ナニコレ珍百景』も昨年で終了させています。今回の改編では『SmaSTATION!!』も終わりました。いずれも番組の知名度は高く、家族で楽しめる内容で、手堅く数字を取っていましたが、今回の『しくじり先生』のケースを見ても、“飽きられる前にやめよう”という姿勢は顕著です」

『しくじり先生』も、『ビフォーアフター』や『ナニコレ珍百景』と同様、今後はスペシャルで不定期復活させる見込みだが、これをうらやましげに見つめるのがフジテレビだ。関係者が声を潜めてこう語る。

「『しくじり先生』が終わるなら、ウチの番組なんて、ほとんど終わらなきゃダメでしょう。もう数年来、打ち切り話が出ているのが『めちゃイケ』と『みなさんのおかげでした』ですが、どちらも結局“過去の栄光”が忘れられないんです。どちらもかつては、20%前後は当たり前というお化け番組でしたから、『もしかしてもう一度……』という思いがあるようです。しかも、『打ち切りにするのはいいけど、じゃあ誰があの枠を埋められるわけ?』というのが現在の状況です。『めちゃイケ』は、すでに21年目、『みなさん』に至っては、前身番組から合わせれば30年以上やっているわけで、“ナイナイ”“とんねるず”という枠を埋められる若手がまったく育っていません。かくして、打ち切りがどんどんと延び延びになる悪循環ですよ」

 決断するタイミングを逸した結果が、フジテレビの現在の状況だ。6月に社長に就任した宮内正喜氏からは、タイムテーブルの“総取っ換え”を示唆する発言も飛び出しているが、フジが“しくじり”から脱するのはいつ?

関連記事(外部サイト)