綾瀬はるかは“民放向き”女優? 『奥様は、取り扱い注意』は好調も、『精霊の守り人』シーズン3は爆死スタート

綾瀬はるかは“民放向き”女優? 『奥様は、取り扱い注意』は好調も、『精霊の守り人』シーズン3は爆死スタート

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 綾瀬はるかが主演するNHK総合『放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」』シーズン3(土曜午後9時〜)の初回が25日に放送され、視聴率は6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大爆死した。これは、これまでのシリーズで自己ワーストタイの低い数字で、極めて厳しいスタートとなった。

 現在、綾瀬は日本テレビ系連続ドラマ『奥様は、取り扱い注意』でも主演を務めているが、こちらは第8話までオール2ケタで安定しており、平均は12.3%と好調。『精霊の守り人』とは、くっきり明暗を分ける格好となってしまった。

『精霊の守り人』は、昨年3月にシーズン1(全4話)が放送されたが、平均9.1%と2ケタに届かず。今年1月から3月にオンエアされたシーズン2(全9話)は、オール1ケタで平均7.0%にとどまった。シーズン3は全9話の予定だが、初回でさえ、この低視聴率なのだから先が思いやられる。

 綾瀬は2013年のNHK大河ドラマ『八重の桜』で主演したものの、平均14.6%で大河としては厳しい数字に終わった。その後、14年10月期に主演した『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)は、年下の恋人役の福士蒼汰とのコンビが好評で、平均16.0%のヒットを飛ばした。

 ところが、昨年1月期のTBS系『わたしを離さないで』は、“臓器移植”を題材とした重く暗い作品であったため、視聴者になかなか受け入れられず、平均6.8%と爆死。皮肉なことに、同ドラマの原作者である日系英国人小説家カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞したが、「ドラマ向きの作品ではなかった」として、綾瀬に同情的な意見も多かった。

 昨年来、主演ドラマの不振が続いていた綾瀬だが、『取り扱い注意』が好調なことで、“主役級女優”として一定の信頼を回復したのは確か。ただ、『精霊の守り人』シーズン3は低視聴率で終わることが予想され、“数字が取れる女優”なのかどうか、その評価も定まらないことになってしまいかねない。

「『八重の桜』は一般的に、あまり知られていない新島(山本)八重が主人公ということで、視聴者の関心をあまり呼ばなかったのは事実。『精霊の守り人』は、これだけNHKが力を入れても、この視聴率しか取れないんですから、『つまらない』ということでしょう。主演が綾瀬でなくても、コケていたはず。いずれの作品も、綾瀬に低視聴率の責任はあまりないのでは?」(テレビ誌関係者)

『八重の桜』をきっかけに、NHKとのつながりが強くなった綾瀬は、19年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』への出演が決定。主人公・金栗四三(中村勘九郎)の妻・春野スヤ役を演じるが、そのキャラクターはどちらかといえば、NHKより民放向きといえそう。来年、大河の撮影が始まる前に、もう1作くらい、民放ドラマに出演してほしいものだが……。
(文=田中七男)

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