米倉涼子、『ドクターX』をやめたくてもやめられない事情とは……

米倉涼子、『ドクターX』をやめたくてもやめられない事情とは……

米倉涼子

 米倉涼子が主演を務めるテレビ朝日系の人気医療ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第5シリーズの最終回(第10話)が14日に放送され、25.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を獲得した。全話平均は20.9%で、4シリーズ連続で大台を突破する快挙を成し遂げた。

 これだけ高い人気を誇るドラマだけに、続編を期待する声は大きいが、気になるのは、最終回を前にテレ朝を通じて米倉が意味深なコメントを残したことだ。

 それは、「この後に名医紹介所のセットも本当に壊れるのよね」「私自身、こんなに長いシリーズに出演するのは初めてでしたけど、(中略)最後だと思うと、心の中では不思議な気持ちや悲しい気持ちが入り乱れます」といった内容だった。

 視聴率をアップさせるために、同局がコメントを多少手直ししたとしても、「『ドクターX』シリーズ自体が、終わってしまうのでは?」と受け取られかねないコメントだっただけに、ファンのモヤモヤ感は晴れないだろう。

『ドクターX』は、2012年10月期に「木9」枠で、第1シリーズがオンエアされ、平均19.1%の高視聴率をマーク。その後、毎年、同枠で同期に放送されることが慣例となり、第2シリーズ(13年)は23.0%、第3シリーズ(14年)は22.9%と驚異的な数字を残した。

 しかし、米倉が役のイメージがつきすぎることを嫌い、同年末には結婚も控えていたため、同シリーズの封印を決断。米倉は年齢的なこともあり、女優業を一時休業し、早期の妊活を考えていたようだが、結婚生活はあっさり破綻して、事態が変わった。

 別居し、離婚協議に入った米倉は、15年12月5日に放送されたドラマスペシャル『家政婦は見た!』(テレビ朝日系)で、1年ぶりに女優復帰。その後、テレ朝の熱烈オファーに応える形で心変わりしたようだ。昨年7月3日オンエアのスペシャルで、『ドクターX』が復活し、22.0%の高視聴率を獲得、根強い人気を示した。そして、昨年10月期に、第4シリーズが2年ぶりに放送され、21.5%をマークした。

 これだけ視聴者に愛され続けている『ドクターX』が、本当に終わってしまうのだろうか? それは、米倉の腹一つといえそうだが、米倉側にはやめたくてもやめられない事情があるようだ。

「テレ朝としては、なんとしても続編を制作すべく、すでにオファーを出しているはずです。昨年の第4シリーズを実現させるため、同局は米倉の1話あたりのギャラを500万円までつり上げました。一般的な連ドラでの主役級のギャラは200万円程度ですから、超破格です。今回の第5シリーズに臨むにあたって、さらにギャラが跳ね上がったそうですから、テレビ業界ではVIPとなりました。しかし、ギャラが上がりすぎると、いいことばかりではありません。この結果、他局は米倉をドラマに使いたくても、とても手が出せなくなってしまったのです。ほかの役者のギャラとの兼ね合いがあって、米倉を起用するのが難しい状況になったのです。仮に、テレ朝と同等のギャラを出すとしたら、ほかの役者のギャラも上げざるを得ず、視聴率10%そこそこでは、とても割が合いません。ですから、結局、米倉は『ドクターX』を続けるしか道はないのでは? それがイヤなら、ほかの主役級の役者と同等のギャラに下げるしかなさそうです。さすがにそれは、したくはないでしょう」(スポーツ紙記者)

 現実として、米倉がテレ朝以外のドラマに出演したのは、昨年4月8日にオンエアされたフジテレビ系スペシャルドラマ『松本清張スペシャル かげろう絵図』が最後。連ドラとなると、13年4月期の日本テレビ系『35歳の高校生』以来、実に4年半もごぶさただ。

 そんなワケで、米倉は『ドクターX』をやめたくても、なかなかやめられそうにない。この先、テレ朝と米倉側の交渉に紆余曲折があっても、最終的にはテレ朝のオファーを受けざるを得ない可能性が高そうだ。ファンとしては、大門未知子役以外の米倉の演技を見てみたい気もするが……。
(文=田中七男)

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