直木賞候補のセカオワ・Saoriだけじゃない! “芸能美女”たちの知られざる文芸作品

直木賞候補のセカオワ・Saoriだけじゃない! “芸能美女”たちの知られざる文芸作品

SEKAI NO OWARI オフィシャルサイトより

 人気バンド・SEKAI NO OWARIの紅一点であるSaoriこと藤崎彩織が10月に出版した『ふたご』(文藝春秋)が、2017年下半期の直木賞最終候補作品にノミネートされた。

「『ふたご』は構想に5年かけたという彼女の初の小説。バンドのメンバーであるFukaseらとの関係を彷彿とさせる私小説的内容で、セカオワファンにとっては、まるでバンドの内側を覗き見しているような気持ちにさせられます。もともと彼女は雑誌『文學界』(同)でエッセイを連載する文学少女ですから、筆力はそれなりには備わっている。しかし、ネット上では『直木賞の権威がなくなる』『水嶋ヒロと同じ匂いがする』『芸能人を受賞させるのやめてほしい』と、反発の声が目立ちますね」(芸能ライター)

 Saoriに限らず、芸能界の美女たちが小説やエッセイを発表するケースは多く、目を見張るような「秀作」や、逆に首を傾げたくなる「迷作」も混在する。出版関係者が言う。

「驚きの才能を見せたのは、お笑い芸人の鳥居みゆきです。15年に出版された短篇集『余った傘はありません』(幻冬舎)には、老婆や教師など、さまざまな主人公が登場。そのほとんどがシュールな内容なのですが、各篇が最後につながるという構成には非凡なものを感じさせられました」

 AKB48・峯岸みなみのフォト&エッセイ『私は私』(竹書房)は、お泊まり愛が発覚し、丸坊主になった当時を振り返った自叙伝だ。

「つらい思いを忘れないように書き留めていたものを発表。しかし、自分を悲劇のヒロインとして扱っている感じが、ファンを複雑な心境にさせました」(アイドル誌ライター)

 アイドル界で気を吐いているのが乃木坂46・高山一実だ。

「ウェブで発表した短篇小説『キャリーオーバー』は、人格を持つ宝くじという斬新な設定。総合文芸誌『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)連載の長編小説『トラペジウム』は、格段にレベルが上がっていると評判です」(同)

 群雄割拠なのが官能小説。杉原杏璃『……and LOVE』(双葉社)、祥子『祥子 愛河 いとしきけものたち』(同)、今野杏南『撮られたい』(TOブックス)などは、自らの体験を元にしたと思わせるような(?)濃密な描写を披露している。

「いずれも迫真のセックスシーンが盛り込まれています。杉原の作品は主人公『アンリ』が人気グラドルの地位を確立するまでに通った男との日々を綴った“半自叙伝”とも。今野は、なんと全文をiPhoneで打ったというから驚きです。祥子にいたっては、AVを鑑賞しながら妄想を広げていったんだそうです」(前出・出版関係者)

 Saoriに続けとばかりに、今後も文芸作品に挑戦する美女たちが増えそうだ。

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