亀梨和也&栗山千明の“ハムハムキス”は必見! フジ『FINAL CUT』が「もはやコント」

亀梨和也&栗山千明の“ハムハムキス”は必見! フジ『FINAL CUT』が「もはやコント」

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「質が高い」と評判の関西テレビ制作ドラマ枠において、「アレレ?」続きの脚本が視聴者をモヤモヤさせている『FINAL CUT』(フジテレビ系)。27日放送の第7話(20分拡大)の平均視聴率は、自己2番目に高い6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 ワイドショーの印象操作を糾弾するというコンセプトはいいものの、それを生かしきれていない同作。また、KAT-TUN・亀梨和也演じる主人公をはじめ主要な登場人物のキャラがブレブレ。キャッチーな要素も多いのですが、どれもこれもうまく収拾できていない印象です。

 ああ、初回で出勤中の市民に向かって「いってらっしゃーい!」と絶叫していた主人公や、唐突に「てえへんだ、てえへんだ」と独演会をおっぱじめた百々瀬(藤木直人)はいずこへ……。今思えば、初回が一番ワクワクしたなあと……。そして、主人公のパルクール設定はどこ行った?

 いろいろ考えてもアレなので、早速、第7話のあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/FINAL-CUT

■自己紹介大好き主人公!

 自分の正体や過去を“すぐに人に話しちゃう”でおなじみの慶介(亀梨)ですが、12年前の事件の容疑者・祥太の妹である雪子(栗山千明)にもあっさり。案の定、雪子は「だから、あたしたちに近づいたの!?」とプンプンしながら帰っちゃいました。

 一方、慶介の正体が警察官であることがわかり、素性を調べ始めたワイドショー『ザ・プレミアワイド』のスタッフたち。そんなマスコミの動きに気付いた高田副署長(佐々木蔵之介)も、慶介をトラブルメーカー扱いしプンプンです。ほら、慶介ってば、高田にまで素性明かしちゃうから、こうなる……。

 この後、祥太の父・達夫が経営する弁護士事務所に隠しカメラを仕込むため、「村山信二」という内山信二ちっくな偽名を使って乗り込む慶介。しかし、達夫に会った途端、自身がウェブサイト「MP.info.net」の管理人であることは正直に明かしちゃいます。偽名まで使ったのに、なんでだよ! どんだけ自己紹介好きなんだよ!

 そんな中、雪子の妹・若葉(橋本環奈)が、慶介を待ち伏せ。「お兄ちゃんがどこで何してるか調べる。だから恋人にして」と真相究明に協力すると申し出てくれるも、慶介はこの交換条件を拒否。えー! これまでプロフィールを偽装してまで散々デートしてたくせに、今さら何言ってんだよ! 付き合えよ!

■ついに、この主人公にジワッてきました

 その後、なんだかんだあって、悪の根源とおぼしき刑事部部長の芳賀(鶴見辰吾)を呼び出す慶介。芳賀と達夫が繋がっている証拠や、12年前に祥太を捜査線上から外したことなどを糾弾。例のごとく盗撮動画を見せつけ、威勢よく「再捜査しろ!」「祥太を洗いなおせ!」と凄みますが、これを断られると、マッハの速度で「じゃあ、俺が探す!!」と返す慶介。一体、なんのために呼びつけたのさ! ここらへんのやり取りは、ツッコミどころ満載で、まるでコントのようです。

 そうこうしていると、近くに潜んでいた高田が、スローモーションでおもむろに登場。慶介が恫喝する様子を、高田とグルになってカメラに収めていた芳賀は、「脅迫罪、立派に成立だ」「実刑を食らうだろう」「はっはっは!」とニッコニコ。この窮地にビビリまくりの慶介ですが、高田の様子が一転。芳賀を裏切り、「もう一度、小笠原祥太を洗い直すべきです」と慶介の肩を持ち始めます。

 仲間が増えた途端、芳賀に「エリート人生、お蔵入りにしてやろうか?」と編集ジョークをかます慶介。そして、「これがあなたの、ファイナルカットです」といつものやつ。このキメゼリフを初めて聞いた高田は、さぞかしビックリしたでしょうね……。

 この後、捜査資料から事件当時、雨が降っていたことに気付いた慶介は(これまで気付かなかったんかい!)、雪子を呼び出し、当時の現場の様子をおさらい。最後は突然、慶介と雪子がむさぼり合うようにハムハムとキスをかまし、第7話は終了です。

 あはははは! 完全にコントですよ、これ。今まで、よくわからない“かっこつけマン”かと思っていた主人公ですが、今回はあまりにもツッコミどころが多すぎて、だんだん愛くるしく見えてきました。第7話にして、『FINAL CUT』の楽しみ方がわかってきた!

 というわけで、ストーリーは相変わらず詰めが甘々ですが、盛り上がってる感だけはすごい『FINAL CUT』。やっと、この主人公が好きになれそうな予感です。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

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