宮迫博之『アベンジャーズ』はどうなる? ディズニーは羽賀研二ら”不祥事声優”にどう対処したか

宮迫博之『アベンジャーズ』はどうなる? ディズニーは羽賀研二ら”不祥事声優”にどう対処したか

宮迫博之

 闇営業問題で謹慎処分となった雨上がり決死隊の宮迫博之。問題発覚前に収録されていた『アメトーーク!』(テレビ朝日系)は、宮迫の出演部分をカットするなどの再編集をして放送されることとなった。

「最近は芸能人が不祥事を起こした場合、その出演番組を差し替えたり、出演シーンを全カットしたりするのは、もはや当たり前。ただ、今回は宮迫の出演作のDVD回収などには至っていません」(芸能記者)

 コカイン使用で逮捕されたピエール瀧については、所属する電気グルーヴのCD出荷、音源配信が停止。オラフ役の声優として出演していたディズニー映画『アナと雪の女王』のDVDはいったん生産・販売停止となり、その後別の声優で収録し直した後に、再販する予定となっている。

「宮迫は、ディズニー傘下のマーベル映画『アベンジャーズ』シリーズに登場するホークアイの声優を担当しています。ホークアイは、この春に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも重要な役割を担っており、作品的には絶対に欠かせない存在。今回の闇営業問題を受けて、ディズニーがどう対応するのか注目が集まっていましたが、結局宮迫の降板は発表されていません。問題発覚時はまだ『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開中であったことや、DVDなどの発売も近いということで、今から差し替えるのは難しいと判断したのかもしれない。あるいは、ディズニー的に『逮捕されたかどうか』が重要な判断基準となっているのかもしれません」(映画関係者)

 ディズニー映画の日本語版吹き替え声優の不祥事としては、1993年公開のアニメ映画『アラジン』の主人公アラジン役の声優を羽賀研二が担当したものの、後に詐欺事件で逮捕されたことで、2008年に別の声優で録り直したDVDが再販されている。

「世界のエンタメ系企業の中で最もクリーンなイメージを重要視しているのがディズニーです。ピエール瀧や宮迫のようなケースが相次いだことで、内部では『有名芸能人を起用するのはリスクとなるのでは』といった意見が出てくるのは間違いないでしょう。

 もちろん、ディズニーは声優を起用するにあたって、それなりに身辺調査もしているでしょうが、万全なんて無理です。それに、有名芸能人はマスコミに追いかけられる可能性も高く、スキャンダルが発覚しやすいという事情もある。それなら、いっそ有名芸能人を避け、スキャンダルが表に出にくい、一般にはあまり有名ではない声優を起用したほうがいいのではないか、という方向に進む可能性は高い」(同)

 そもそも海外映画の日本語吹き替え版で有名な芸能人を起用するのは、“宣伝”が大きな目的だとも言われている。

「有名な芸能人が出ていれば話題性も高くなるし、舞台挨拶なんかに出てもらうこともできる。つまり、宣伝の材料が増えるから起用されているのであって、作品的な必然性は低い。だからこそ、吹き替え版に出演する有名芸能人が叩かれることも多いわけです。ディズニー映画の場合、話題性もあるし、作品自体に人気もあるのだから、有名芸能人を起用する必要性はないのでは……という意見も多い。もしかしたら今後は、有名芸能人の起用は激減していくかもしれません」(同)

 本職の声優が吹き替えることで、作品の質が高まるのであれば、映画ファンにとっても朗報。観客の要望を重視するのであれば、”客寄せパンダ”は必要ないということか。

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