DeNA・パットンの冷蔵庫殴打で骨折などまだ甘い? プロ野球選手マヌケなケガ事件簿

 夏に入ってグングンと調子を上げ、優勝を狙える位置につけるDeNAが、まさかのアクシデントに見舞われた。3日の巨人戦でリリーフとして登板したパットンが、不甲斐ない自分の投球内容に腹を立て、ベンチの冷蔵庫を殴って指を骨折。戦線離脱を余儀なくされたのだ。

 今シーズン、序盤こそ成績が振るわなかったものの、セットアッパーとして確実にチームに貢献してきたパットン。ありえないケガに対しては厳しい処分も予想されるが、プロ野球選手が怒りに任せて八つ当たりをしてケガをしたというケースは、これが初めてではない。週刊誌のプロ野球担当記者がいう。

「今回のパットンとほぼ同じことをしたのが、ソフトバンク〜巨人で活躍した杉内俊哉です。杉内は2004年、ボコボコに打たれた悔しさのあまり、ベンチを殴って両手を骨折し、数百万円の罰金を課されました。西武や巨人でリリーフとして活躍した豊田清も、西武時代にクーラーボックスを殴ってケガをし、一軍登録を抹消されています。阪神で1989年にプレーし、その後、大リーグで大成功したセシル・フィルダーは、阪神時代に三振して激昂し、バットを叩きつけたところ、それが跳ね返って骨折する失態を犯しています」(プロ野球担当記者)

 闘争心をむき出しにするのは結構だが、ケガをしてしまっては元も子もない。ただ、過去にはもっと不思議な理由でケガをした選手もいる。古参のスポーツライターはいう。

「マヌケなアクシデントとして有名なのは、通算567本塁打を誇る門田博光の事件です。試合でHRを打った門田は、ベンチに戻る際、次打者のブーマーとハイタッチをして脱臼し、その様子は『珍プレー好プレー』で散々放送されました。また、2009年に本塁打王と打点王の二冠に輝いたトニ・ブランコは、オリックス時代に“打席で1度もバットを振らず、四球だったのにケガ”という珍記録を残しています。一方、試合中ではありませんが、阪急で活躍し、完全試合も達成した今井雄太郎は、チームメイトと陸上の話題で盛り上がり、三段跳びのマネをしたところ、ぎっくり腰になりました」(スポーツライター)

 これらもかなり酷いが、まだグラウンド上の話。歴史を紐解けば、“プロ意識に欠ける”と批判されても仕方のないケガの話はいくらでもある。

「おおよそアスリートとかけ離れたケガとしては、昼ごはんを食べている最中にぎっくり腰になった中島宏之(現・巨人)、車のキーを回して右肘を傷めた中村紀洋(近鉄ほか)、ポスター撮影でジャンプして捻挫した多村仁志(横浜ほか)などがいます。一方、アクシデントでは、片岡篤史(日本ハムほか)は番組収録で相撲を取って怪我をしましたし、五十嵐亮太(現・ヤクルト)は、食器を洗っている時に包丁で利き手の指を怪我しました。そして、プロ野球史上でも例を見ないほど叩かれたのが、ヤクルトや日本ハムで活躍した藤井秀悟です。藤井は2002年、日韓W杯のサッカー、日本vs.ベルギー戦を見に行って風邪を引き、ファンから総スカンを食らいました」(同上)

 プロ野球選手も人の子。日本戦のチケットが手に入れば、見に行きたくなる気持ちは分かるが、シーズン中にそれで風邪はあり得ない。今回ケガをしたパットンはその後、謝罪のコメントを発表したが、ケガの具合によっては来季の契約が危ぶまれるのは必至。各チームはいっそのこと、ベンチにサンドバッグでも置いてはいかが?

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