長谷川豊アナ「批判はわずか数人」「弁護士が調査」は本当か? 同業弁護士から異論噴出

長谷川豊アナ、弁護士の調査を根拠に「批判はわずか数人」とするも弁護士から異論噴出

記事まとめ

  • 元フジテレビの長谷川豊アナウンサーが人工透析患者を中傷し、番組降板が続いた騒動
  • 弁護士の調査を根拠に「批判はわずか数人」としたが同業弁護士から疑問の声が出ている
  • TV関係者も「批判を封じたくて弁護士の存在をチラつかせているのでは」と首を傾げる

長谷川豊アナ「批判はわずか数人」「弁護士が調査」は本当か? 同業弁護士から異論噴出

長谷川豊アナ「批判はわずか数人」「弁護士が調査」は本当か? 同業弁護士から異論噴出

長谷川豊公式サイトより

「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ! 無理だと泣くならそのまま殺せ!」などとしたブログ記事に批判が集まり、レギュラー番組3本をすべて降板となった元フジテレビ長谷川豊アナウンサーは、批判の声を「ネットに張り付いている」「わずか数人」であるとブログに書いた。その根拠は弁護士の調査だというのだが、これには同業の弁護士らから疑問の声が出ている。

 降板発表後の10月6日に書いたブログ記事で、長谷川アナはレギュラー番組を持っていたTOKYO MXなどテレビ各局に届いた抗議について、「無視しておけばいいことくらい、若い人たちにはすぐに理解できるでしょうが、現在の多くの企業の経営陣は、ネットを詳しくは知らない」と、「80歳を超えた会長や経営トップ陣」を批判。その根拠として、「拡散しているのはごく数人であることが弁護士先生の調査で判明」と明かした。

「弁護士先生のもとに、ほとんどのキャプチャーが保存されていますが、先頭に立つ『ごく数人』のゲーム感覚の人間か、歪んだ(自称)政治運動家たちが1日に数百というリツイート」

「ある人物などは、1日監視していると、1日で250件近くツイートをしています。これらも全部、弁護士先生が確認をし監視してくれていました」

 この弁護士は、テレビ局に対して「どのような連中が(しかもわずか数人が)『抗議』と称したツイートや電話をしてきているかを説明」してくれたのだという。

 しかし、これには異論が続出。カルト教団の社会問題に尽力したことでも知られる紀藤正樹弁護士は「長谷川アナの弁護士って何者?」「どうやって調査?IT弁護士?名前が知りたい!」とツイートをしたほか、複数の弁護士が懐疑的なコメントをしている。

 そのひとりに取材を申し入れると「長谷川さんの敵意の矛先にされるのも怖いので」と匿名を条件に見解を示した。

「ネット上で見られる長谷川アナへの批判に、テレビ局への抗議を煽ったものがあったとしても、実際に抗議した人がどれだけいたかはテレビ局のみぞ知る話で、局側が届いた件数や中身を長谷川アナにすべて開示しているとも思えず、なのに抗議がわずか数名だったと判断した弁護士はどんな調査をしたのかと思います。そんなことを調べるのは弁護士の専門分野ではないですし、弁護士が本当にそんな調査結果を持っているなら、むしろそれを長谷川アナ本人に話させず代理人として表に出て世間に説明すればいいわけで、それこそが弁護士の仕事のはず。そもそもハッキリ言えば信じがたい話で、それを弁護士に説明されたところでテレビ局側の対応が変わるわけはないのでは?」

 長谷川アナの弁護士がどんな手法で抗議の声を徹底分析したのかはわからないが、その弁解でイメージが回復するとも思えず、これを見たテレビ関係者からは「いったい何を目的として、何を目指し、何と戦っているのかさっぱり」と困惑の声も聞かれた。

 実際に抗議しているのが数名の仕業だというなら、そんな騒動は弁護士に監視してもらわずともすぐに収まってしまいそうなもので、テレビ関係者も「批判を封じたくて弁護士の存在をチラつかせているようにしか見えません」と首を傾げている。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

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