「透析患者は殺せ」で全番組降板の長谷川豊アナ、テレビ界追放へ? 主要6局関係者に聞いた

「透析患者は殺せ」で全番組降板の長谷川豊アナ、テレビ界追放へ? 主要6局関係者に聞いた

長谷川豊 オフィシャルブログより

 元フジテレビの長谷川豊アナが、テレビ界追放となりそうだ。人工透析患者の治療費を自己負担にさせ、「無理だと泣くならそのまま殺せ!」と自身のブログに書いた長谷川アナは、その影響でレギュラー番組を次々降板させられ、月〜木曜の司会を務めていたTOKYO MX『バラいろダンディ』は続投に向けて検討が続いていたが、5日の番組内で降板が発表された。

 すべてのレギュラー番組を失ってしまった長谷川アナだが、各局のテレビ関係者からは「今後も使うことはない」という声が上がっている。

 主要6局のプロデューサーやディレクター、テレビ番組制作スタッフ6名に「今後、長谷川アナに仕事依頼することはあると思うか?」と聞いてみたところ、全員が「ノー」と答えた。

 回答者はそれぞれ立場が異なるため、これがテレビ界の総意ではないが、長谷川アナにとって、かなり厳しい状況なのは確かだ。あるプロデューサーには「しばらく時間を置いてから、どこかのテレビ番組が長谷川アナを起用することはあると思うか?」という質問もしてみたが、「かなり厳しい」という。その理由を述べてもらった。

「今回ひとつでもレギュラー番組が残っていれば、まだ可能性はあったと思いますが、全局が『ノー』と判断したとなると非常に厳しいと思います。“ネットで暴言を吐いたら降板する”という決まりがあるわけではないので、そうなると各局の裁量。テレビ各局は他局を横目に見る傾向がありますから、みんなが使わないならウチもやれない、となりやすいんです。MXのように視聴率にとらわれず、イロモノキャラを使いたがる局でさえ厳しい判断を下したのは大きいです。万が一、どこかが起用したくても、クレームのリスクを負ってまでやろうとはしないでしょう。罪を犯したわけでもないのですが、批判が殺到したというレベルで見れば、不倫スキャンダルなんかよりもずっと重い話。少なくとも、報道番組を担当することは二度とないのでは?」

 長谷川アナはフジテレビ時代から医療関係の取材を多くこなしており、今年は親しい医師らと医療関係事業を発足させていたため、世間の注目を集める必要があったのか、医療費に関する問題提起を極端な形で書いたが、その中身は医療費とまったく無関係な人工透析患者への中傷が盛り込まれていた上、一部は他人のブログからの無断盗用だった。

 また、批判を浴びた直後に撤回していれば、ここまでの大騒動にはならなかったと思われるが、挑発的な言動を繰り返した挙げ句、最近の収入がフジ時代の6倍になったなどと高飛車な自慢を行い、批判の声に対しては「頭スカスカのコメント」「低レベルな言葉狩りに困っている」などと返し、煽り続けていた。

 これを受け、テレビ大阪『ニュースリアルFRIDAY』、読売テレビ『上沼・高田のクギズケ!』が続々と降板を発表。そこでようやく謝罪の意を表明したが、『バラいろダンディ』に関してはプロデューサーから「不問」と言われたことをネット番組で明かすなど、本人が「降板しない」と断言していた。

 しかし、実際にはMX側が「不問」と判断したことは一度もなかった。同局の関係者によると「彼をかばう現場サイドの役員がいたことは確かですが、なんとか収めようとしていたんです。長谷川さんがそれを『不問』と勝手に先走って言ったのはまずかった」という。

 実は筆者は9月下旬、同局の番組『モーニングCROSS』に出演した際、この件を取り上げようとしたが、「局が対応を協議している」ということで、急きょ別の切り口に変えていた。その後もMX関係者からは「対応協議中」という話こそ聞かれても、「降板はない」という話はなかった。

 秀でたトークスキルを持つ長谷川アナだが、自己顕示欲が強すぎるのか、以前から批判を買いやすい言動が目立っていた。それでも出演が増えていたことで、そのキャラを出しすぎた印象だ。

 MX関係者からは「これでしがらみがなくなったから、なお過激な暴論を述べるようになるかも」という声も聞かれたが、テレビ界に背を向けられてしまっては、6倍になった年収を取り戻せるほどの仕事を得るのは困難かもしれない。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

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