7月期TBS「日曜劇場」主演の“低視聴率男”長瀬智也に追い風? 裏のフジ「日9」ドラマが、まるで話題にならず……

 TOKIO・長瀬智也が主演する、7月スタートのTBS日曜劇場『ごめん、愛してる』。近年、長瀬は主演したドラマで結果が出せておらず、“低視聴率男”とも呼ばれているだけに、同ドラマの視聴率も不安視されている。

 だが、ライバルとなるはずの裏のフジテレビの「日9」ドラマがまるで話題になっていないため、“追い風”が吹いているようだ。

 7月期、フジは「日9」枠で、渡部篤郎主演『警視庁いきもの係』を放送する。すでに同ドラマの情報は解禁されているが、注目度はほとんどゼロに等しい。

 同局の「日9」ドラマは昨年4月期、3年ぶりに復活するも、TBS日曜劇場にまったく歯が立たず。その視聴率は、同4月期『OUR HOUSE』(芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックス主演)が平均4.5%、7月期『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』(Hey!Say!JUMP・中島裕翔主演)が平均6.1%、10月期『キャリア〜掟破りの警察署長〜』(玉木宏主演)が平均7.2%、今年1月期『大貧乏』(小雪主演)が平均5.0%と惨たんたる視聴率に終わっている。今クールの観月ありさ主演『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』も、第7話までの平均が5.5%と低調で、TBS系の長谷川博已主演『小さな巨人』(第8話までの平均13.1%)にダブルスコア以上の大差をつけられている。

『警視庁いきもの係』は、警視庁総務部総務課・動植物管理係(架空の部署)の鬼警部補・須藤友三(渡部篤郎)と新米巡査・薄圭子(橋本環奈)のコンビが、動物の生態を基に事件解決に奔走する異色コメディーミステリー。

“名バイプレーヤー”のイメージが強い渡部が連ドラ主演を務めるのは、昨年1月期『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系)以来で、単独主演は2009年11月からNHK総合で放送された『外事警察』以来、約8年ぶり。橋本は連ドラ初ヒロインとなる。そのほかのキャストは、三浦翔平、浅野温子、寺島進、でんでん、長谷川朝晴、石川恋、清原翔らで、正直、地味な印象を拭えない。

 フジ「日9」ドラマは視聴率低迷のみならず、ドラマに力を入れてきた亀山千広社長の退任が決まったことで、7月期を最後に再び“廃止”となる可能性が高くなっている。従って、やめるドラマ枠に多額の予算など使っていられないのは当然のことか……。

 そんなわけで、ライバルドラマが弱すぎて、長瀬主演の『ごめん、愛してる』は高視聴率をマークする絶好の環境が整った。強敵は、フジの「日9」ドラマではなく、日本テレビ系の人気バラエティ『行列のできる法律相談所』となりそうだ。
(文=田中七男)

関連記事(外部サイト)