山崎育三郎がまさかのカミングアウト! TBS系『あなたのことはそれほど』最終回目前にして視聴率下落

山崎育三郎がまさかのカミングアウト! TBS系『あなたのことはそれほど』最終回目前にして視聴率下落

TBS系『あなたのことはそれほど』番組サイトより

 残すところ最終回のみとなった、“ゲス不倫劇”TBS系『あなたのことはそれほど』。13日放送の9話の視聴率は10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、下落。最終回まで上昇を続けてほしかったですね。

 まず最初に、山崎育三郎を褒めちぎりたいと思います。前々回から、波瑠演じる渡辺美都に近づき、不穏な動きを見せていた小田原真吾(山崎)。美都の引っ越しをいそいそと手伝ったり、その母・悦子(麻生祐未)に探りを入れるといった行動を見せていたので、てっきり美都を好きなのかと思っていたのですが、これはミスリードでした。

 なんと、小田原が好きなのは、美都の夫で同僚の涼太(東出昌大)その人でした。思いの丈を叫び、切なげに涼太を見つめる小田原。こういった同性愛のキャラクターに山崎が、なぜしっくりくるのか。山崎は、過去に出演した舞台でゲイカップルの息子役を好演したり、別の舞台でドラァグクイーン役を演じる際に、ミッツ・マングローブにアドバイスを求めるなど、こういった複雑な役はお家芸のよう。ずっと騙されていました。

 この小田原の告白がドラマを大きく動かします。美都は、涼太と住んでいた豪華なマンションから家賃4万円のすすけた壁に囲まれた狭いアパートへと見事な都落ち。

 小田原の真意だった「涼太を悪い女と別れさせる」という目的は完遂されますが、同僚からそのような目で見られていたことに驚きを隠せない涼太。小田原にとっての“一番好きな人”は涼太だったわけですが、2人は気まずい雰囲気。

 さて、前回の終わりで美都の不倫を告発するビラが撒かれるという展開がありました。マンションの住民からヒソヒソと噂話をされ「私は人を傷つけ、憎まれている」と自責の念にとらわれるものの、すぐに「有島くんは大丈夫かな……」と有島光軌(鈴木伸之)のことで美都の頭はいっぱい。そんな美都のことを心配し、手をつないで“清く正しい”夫婦であるように涼太は演じます。ここまで来ても一途な涼太は、同ドラマのキャッチコピーの「妻を狂気的に愛し続けてしまう夫」を地で行くキャラクターですね。

 ビラの犯人捜しが始まります。涼太は早速、光軌の妻・麗華(仲里依紗)に接触し、ビラを見せて「心当たりはないですか?」と訪ねます。しかし、渡辺サイドも有島サイドも犯人に心当たりはない様子。ここもやっぱり前回の展開から、小田原が犯人かと思ってしまいました。

 では、その犯人はというと、有島夫婦の同じマンションに住む隣人・横川皆美(中川翔子)でした。横川の夫婦仲は、あまりよくないようでその鬱憤を晴らすのに、ちょうど良かったのが美都だったんですね。前回、美都から受け取った名刺から勤め先を突き止め、さらにそこから美都を尾行して、自宅を割り出したそう。事を起こした理由を横川は「有島さんの友だちだから」と不気味な笑いを浮かべて麗華に語るのでした。

 美都と光軌は、久しぶりに再会。関係が始まったバーで、最後の会話をします。運命の再会に夢見心地だった1話とは違い、お酒の力を借りない美都。そのときに初めて、今までしなかった互いの伴侶や家族の話をし、お互いの帰るべき場所があることを認識。2人は別れます。含みのある美都の表情から、これが最後の別れになるのでしょう。

 このドラマのすばらしいと感じる点は、男女間の不倫に、小田原という複雑なキャラクターがいるところ。性的少数者の結婚や恋愛に触れ、さらにその葛藤を描いています。

 涼太に思いを告白するシーンで「俺なんかどれだけ正しく生きていても報われない」「結婚なんて贅沢。望みもしない」と言います。この叫びに心を打たれた人もいるはず。性的少数者の小田原だからこその台詞だし、一方で同ドラマのテーマである不倫にも共通する言葉ではないでしょうか。

 というわけで、残る問題は“ゲス不倫”が原因で壊れてしまったそれぞれのパートナーとの関係修復。次回予告で、美都は涼太を選ぶさまが描かれているし、「実家に帰る」とのメモ書きを残した麗華を連れ戻すため、光軌は奔走する模様。胸くそ悪い展開ばかりの同ドラマでしたが、真っ当なラストが待っているようで、最終回は晴れやかな気持ちにさせてくれそう。いや、させてくれ!
(文=どらまっ子HAYAちゃん)

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