沢尻エリカ『母になる』最終回の茶番に唖然!“出オチ脚本”に「期待した私がバカだった」の声

沢尻エリカ『母になる』最終回の茶番に唖然!“出オチ脚本”に「期待した私がバカだった」の声

沢尻エリカ

 沢尻エリカ主演の『母になる』(日本テレビ系)のどらまっ子レビューも、いよいよ最終回。平均視聴率は、前回から1.3ポイントアップの9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。全話平均は9.2%で、プライム帯で放送中の連ドラの中では真ん中くらいです。

 そういえば、広役の関西ジャニーズJr.・道枝駿佑が出演した8日放送の『ダウンタウンDX』(同)で、聞き捨てならない発言が。勝俣州和が、第1話の道枝の演技について「めっちゃ棒読みで、お芝居ってレベルじゃないんですよ!」と酷評した後、第2話の大どんでん返しで視聴者の見方が変わったと説明。道枝を、「第1話の棒読みは、わざと芝居でやってたんだって!」「天才」と賞賛しました。

 しかし、道枝は「それは……、ボクがまだ、初め……のほうで、撮影が……。緊張しててガチガチだったんで、そうなっちゃったんです」と告白。ただ緊張していただけだったことを明かしました。

 実はこの件に関しては、筆者も当レビューの初回で酷評してしまったことに冷や汗をダラダラと流し、後に「道枝くん、『衝撃の棒』とか言ってごめんなさい! ジャニー社長はじめ喜多川一族に土下座したいくらいです!」などと書いていました(関連記事 http://www.cyzo.com/2017/04/post_32418.html)。

 あっぶね! うっかり、喜多川一族に土下座してしまうところでした。そして、勝俣と「シャー!」と分かち合ってしまうところでした。道枝くん、真実を教えてくれてありがとう!

 さて、四の五の言ってないで、最終回を振り返りましょう。

■アムロの力技で大団円!

 前回のラストシーンで、三段跳びの助走のような走り方で麻子(小池栄子)を追いかけていた結衣(沢尻)ですが、結局間に合わず。麻子は長距離バスでブーンと石川県に行ってしまいました。

 石川県に移り住んだ麻子は、児童相談所の所長の勧めでメンタルカウンセリングを受けることに。そこで、自分が「早く孫を見せろ」厨の毒親に育てられたことをようやく自覚。同時に、自分は広の母親じゃなかった……ということにも気付きます。

 さらに、麻子は柏崎家に紹介してもらった旅館で働き始めるも、過去(前科?)を知った従業員から煙たがられ、クビに。

 心の拠りどころだった母親の幻想にも裏切られ、広もあっさり結衣の元へ行き、前科のせいで職も失い、石川県に取り残された中年独女・麻子。なんかもう、次は風俗に行きそうな状況で、どんよりします……。

 そんな中、広が出場する中学校のマラソン大会を、一家総出で応援しようとする結衣。一方、片思い中の高校生に彼氏がいることがわかった広は、ショックのあまり結衣に「(応援に)誰も来ないでよ! 絶対来るな!」と八つ当たり。すぐに家族会議が開かれるも、莉沙子(板谷由夏)が「そのマラソン大会、保護者は誰も応援に来ないらしいよ」との情報を放ったため、じゃあ誰も行かないとなりました……と、もうこの辺な流れはグッダグダでした。家族会議のシーンなんて、最後だからみんなが集まった画が欲しかっただけだと思います。

 マラソン大会当日、広が走っていると、ゴール付近に「行かない」と言っていたはずの結衣の姿が。さらに、そこへ結衣からマラソン大会の案内状をもらっていた麻子も合流。広は会話もそこそこに教室へ戻っていき、結衣と麻子2人きりに。

 結衣が、「なんでもない日常が、どんなに幸せなことか。あなたに奪われた9年間がなければ気付かなかった。ありがとう」「あの子を育ててくれて、ありがとう」と感謝を伝えると、麻子は涙。結衣は「あなたを許すときが来たら、広を連れて会いに行きます」と言いますが、麻子は最後まで旅館をクビになったことを言いませんでした。

 で、平和な日常と共に、安室奈美恵が歌う主題歌「Just You and I」がいい感じで流れて終了。ラストは、縁側でうたた寝する陽一(藤木直人)と広に、結衣が「こんなところで寝てると、風邪引くでしょー!」と言う日常のシーンでした。

■実は怖い『母になる』

 アムロちゃんの“いい感じの歌”という力技で、大団円のような雰囲気でまとめた『母になる』ですが、実は麻子を不幸のどん底に放り落とした残酷な脚本でした。これまでも平和ちっくな演出で人の不幸を描いてきた制作サイドですが、最終回ではサイコ的な恐怖を覚えました。後味は悪いです。

 で、このドラマは何を描いていたのか? という話になってくると思うのですが、おそらく「さあ、いろんな母親を出しましたよ〜。視聴者の皆さん、それぞれに思うところがあったでしょ〜」という放り投げドラマなんだと思います。問題はあるけど、答えはないという。

 なので、多くの視聴者が期待していたような展開は、特に後半ではほとんど見られませんでした。お笑いでいうところの“出オチ”的な感じ。そして、麻子の事件の詳細は明かされず、結衣を追い回していたジャーナリストも姿を消し、何かとてつもないことが起きそうな雰囲気だけビンビンに出したまま、視聴者はテレビの前に放置されました。

 ですので、最終回を見た多くの人が「期待した私がバカだった」か、「結局、何が言いたいわけ? ぷんぷん」という感想だったと思います。

 そんな中、ただ一つだけ、最終回ではっきりと提示されたことが。それは、広の同級生が言い放った「きれいだなあ、お前の母ちゃん」というセリフ。そう、もし沢尻が母親だったら、同級生からうらやましがられるんです。沢尻はきれい。はい、そんな『母になる』でした。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

関連記事(外部サイト)