関ジャニ∞錦戸亮主演ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』が好発進 『逃げ恥』臭も

記事まとめ

  • 関ジャニ∞錦戸亮主演の連続ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』は2ケタ発進となった
  • 脚本はNHK『べっぴんさん』などを手掛け、羽鳥慎一の妻でもある渡辺千穂氏
  • 筆者は『逃げるは恥だが役に立つ』臭が漂うといい、錦戸の代表作になりそうと解説

そこはかとなく漂う『逃げ恥』臭! 関ジャニ∞・錦戸亮&松岡茉優『ウチの夫は〜』が好発進

 関ジャニ∞・錦戸亮主演の連続ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)の全話レビュー。8日放送の初回は、平均視聴率11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2ケタ発進となりました。

「笑って泣ける新感覚! お仕事ホームドラマ」をうたう同作ですが、脚本は昨年の朝ドラ『べっぴんさん』(NHK)や、AKB48・渡辺麻友主演『戦う!書店ガール』(フジテレビ系)などを手掛け、羽鳥慎一の妻でもある渡辺千穂氏。主題歌は、さだまさしが作詞作曲を手掛ける関ジャニ∞の楽曲「奇跡の人」です。

 タイトルだけ見ると、話題の投稿サイト「旦那デスノート」ばりの暴言が飛び出しそうですが、一体、どんなドラマなのでしょう?

■随所から漂う『逃げ恥』臭

 大手イベント会社で働く司(錦戸)の妻・沙也加(松岡茉優)は、理想の夫と結婚できたことで幸せいっぱい。さらに、司は会社で一番の花形部署に異動が決まり、沙也加の頭は完全にお花畑。妄想の中で「期待のーシャイン! 輝くーシャイーン! ツカサコバヤシ シャイン!」とミュージカルをおっぱじめます。

 しかし、司の正体は「働くことで、会社に損害を与える男」として知られるダメ社員。7年前の入社以降、部署をたらい回しにされており、今回の異動は根を上げさせるための肩たたき人事なんだとか。同僚の田所(Hey! Say! JUMP・薮宏太)から「お荷物社員のニモちゃん」と揶揄された司は、言い返せずに肩を落としてしょんぼり顔をキメるしかありません。

 とはいえ、新部署で早速「森を生きる展」のチラシ制作を任された司。キノコや粘菌のマニアである司は、デザイナーの宮坂にイメージを伝え、順調に仕事を進めていきます。あら、仕事できるじゃない。

 そして、納期までにチラシが完成。すると、宮坂は「実は、入院中の母親の容態が急に悪化してさ」と告白。母のいる青森へ行くといいます。この直後、上司の黒川(壇蜜)から電話で「クライアントが急きょ、コンセプトを変えたいって言ってきた」「デザイナーは変えるな」との連絡が。しかし、司は慌ててタクシーに乗ろうとする宮坂を引き止めることができません。

 そのまま帰社し、上司に宮坂が青森に行ったことを報告する司。それを聞いたチームリーダーの土方(佐藤隆太)は、「(黒川が)連絡したときに、どうして言わなかった」「そのときに伝えていれば、すぐにほかの方法を考えることができた。デザイナーに意思疎通を取れる仲間を紹介してもらうことも、こちらで探す時間もあった」とピシャリ。司はこの案件から外されてしまいます。

 退職を決意し、しょんぼり顔で帰宅する司。しかし、沙也加が妊娠したことを報告してきたため、言い出せません。

 あくる日、釣り銭を切らし客から怒鳴られている弁当屋に遭遇し、わざわざ銀行(?)で1万円をくずして渡す司。その弁当屋は、「正直でいることだ」と一方的に夫婦円満の秘訣を説き始めます。

 これに感化された司は、その夜、沙也加に「僕は仕事ができません」とカミングアウト。これに沙也加は、「今日ね、デザイナーの宮坂さんがうちに来ました。司さんのおかげで最後にお母さんに会えたって」と切り出し、「司さんの良さがわからない会社なんて、辞めていいです!」「優しすぎて、損することがあってもいい」「もう立派な夫を演じる必要はありません」と畳み掛けます。不気味なほどに理想的すぎる妻!

 そして、「なんでも話せる夫婦になりましょう」と約束し、抱き合う2人。司は「まだ頑張りたい」と退職を取りやめ、初回は終了しました。

■錦戸のしょんぼり顔の価値

 底抜けにかわいい奥さんである沙也加の妄想シーンが毎週出てきそうな予感の『ウチしご』(『しごでき』?)。藤島ジュリー景子副社長の「ウチの錦戸に『逃げ恥』みたいなドラマやらせたいんだけど。新垣結衣と交際報道あったのに、なんだけど」という声が、終始こだましていたような、していないような同作ですが、筆者は錦戸のしょんぼり顔がこんなにクオリティー高いとは今まで知りませんでした。制作サイドも、「これが見どころ」と言わんばかりに、しょんぼり顔のアップを長めに回し、サービスしてくれます。

 しかし、司が仕事ができないデクノボーなのか、はたまた仕事は普通にできるけど、いい人すぎるがゆえに損害をもたらす社員なのか、初回では判断がつかず、モヤモヤ……。

 土方の口ぶりだと、今回の司のミスは、黒川への折り返し電話を怠ったことであり、デザイナーの宮坂を青森に行かせたことではないっぽいんですよね。しかし、沙也加は完全に、司が宮坂を青森に行かせたから、仕事が滞ったと思い込んでる……。この相違って、わざとなんでしょうか? モヤモヤが止まりません。

 とはいえ、土曜の夜に幸せそうな美男美女夫婦のやり取りを見るのは、気分がいいですね。特に日頃、夫に悪態をついてる妻が見たら、「もう少し亭主に優しくしてやろうかしら?」と思えたり思えなかったりしそうです。ちなみに、ネット上では「こんなの、仕事ができないとかの問題じゃなくて、ただのパワハラ会社だろ」「壇蜜のしゃべり方、変だろ」といった声が目立ちますが、筆者は後者しか気になりませんでした。

 それに、転んだ小学生に手を差し伸べたり、弁当屋に釣り銭を作ってあげたりと、“いい人”行為を連発する錦戸を見ていると、錦戸に対しても「本当に純朴でいい人なのかも」「酒癖悪くなさそう」「赤西軍団なんかにいなさそう」「スマホなんて奪わなさそう」と思ってしまうから不思議です。

 というわけで、早くも錦戸の代表作になりそうな予感の『ウチの夫は仕事ができない』。「日刊サイゾー」では、最終回までレビューしていきます。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

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