『やすらぎの郷』、倉本聰が百田尚樹を痛烈批判!? 「保守的な発言をして体制派から可愛がられている」

『やすらぎの郷』、倉本聰が百田尚樹を痛烈批判!? 「保守的な発言をして体制派から可愛がられている」

『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)公式サイトより

ニッポンのお茶の間をわかし続ける“昼ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(月・木曜日)お届けします!

『やすらぎの郷』(テレビ朝日/月〜金、昼12時30分) テレビ業界人専用の老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」を舞台に、家族、財産(遺産)、過去の栄光、恋、死への恐怖、芸術への心残り……、さまざまな思いを抱える老人たちと、彼らに翻弄される脚本家・菊村栄(石坂浩二)の姿を描く物語。

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■6月27日(火)/62話〜6月29日(木)/64話
 62話では、図書室で文献を漁る栄の姿が描かれた。売れっ子新人作家・濃野佐志美こと井深凉子(野際陽子)が書くまで聞いたこともなかった、特攻基地への女優の慰問が、どのように記録されているのか知りたくなったのだ。どれだけ探しても関連する記述は見つからなかったが、その代わりに特攻計画に関するページだけが切り取られた一冊の本を発見する。

 そんな中、姫こと九条摂子(八千草薫)の過去をモデルにした濃野の未発表小説『散れない桜』をベースにしたドラマ台本の第一稿が「やすらぎの郷」に到着。栄は理事長の名倉修平(名高達男)にドラマの台本を描いた脚本家“みうらはるき”について尋ねられ、「視聴率を稼ぐ力はあるが哲学がなく、若くて戦時中のことを知らないくせに保守的な発言をして、体制派から可愛がられている」と回答。ドラマの台本は濃野の原作と違う陳腐なメロドラマに仕立てられており、栄は戦争の中で生きた人間の心情を理解しない、今の時代への怒りと悲しみを抱くのだった。

 視聴者は、脚本家“みうらはるき”のモデルが小説『永遠の0』(講談社)で知られる作家の百田尚樹ではないかと推測。百田の作品は映画監督の井筒和幸や宮崎駿から「特攻隊を美談にしている」「嘘八百を書いた架空戦記」と批判を受けているため、視聴者からは「視聴率はあるけど、史実を安っぽい恋愛ドラマに書き換えた本の作者で、体制派に可愛がられている“みうらはるき”って百田尚樹かな」「清々しいほどの百田尚樹ディス」「栄さんのセリフ、まんま倉本さんが思ってることでしょ(笑)」との声が上がっていた。

 63話で栄は、真野六郎(ミッキー・カーチス)、岩倉正臣(山本圭)と3人でおとぎ話についてくだらない考察をしながら釣りをしているやすらぎの時間の中でも、思わず姫の過去をモデルに描かれたドラマについて考えてしまう。凉子にもドラマの台本を読ませるのだが、凉子も「こんなものを描きたかったんじゃない」と怒りを露わにする。

 64話では、ドラマに主演する人気俳優のシノこと四宮道弘(向井理)の訪問日が突然に決まり、「やすらぎの郷」のスタッフも入居者も全員が興奮。不在の理事長・修平に代わり、栄が、名倉みどり(草刈民代)とともに、国営テレビの若松プロデューサー(天宮良)との打ち合わせに同席することになる。若松は、姫にとって二度と思い出したくない特攻隊員との最後の食事についてだけは質問しないという条件を了承。シノも無口な男なので心配いらないと言う。かくして、シノと姫との“世紀の対面”が幕を開けた。

 まるで倉本自身のようにも感じられる主人公の栄。倉本は栄の口を借りてこれから先どのような思いを吐き出すのだろう。

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