『やすらぎの郷』倉本聰&中島みゆき登場! テレビ業界裏方の死に「名もなき人たちへのリスペクト」

『やすらぎの郷』倉本聰&中島みゆき登場! テレビ業界裏方の死に「名もなき人たちへのリスペクト」

『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)公式サイトより

ニッポンのお茶の間をわかし続ける“昼ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週1回(木曜日)お届けします!

『やすらぎの郷』(テレビ朝日/月〜金、昼12時30分) テレビ業界人専用の老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」を舞台に、家族、財産(遺産)、過去の栄光、恋、死への恐怖、芸術への心残り……、さまざまな思いを抱える老人たちと、彼らに翻弄される脚本家・菊村栄(石坂浩二)の姿を描く物語。

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■7月6日(木)/69話〜7月12日(水)/73話
 「人生最後の手紙を書く相手がいない……」と嘆くマヤ(加賀まりこ)の言葉が、栄の心を強く捉えた様子が描かれた69話。死ぬ直前、誰に宛てて手紙を書きたいのか考え続けたその夜、栄の夢に亡き妻の律子(風吹ジュン)が現れる。

 70話では、気鋭の新人作家・濃野佐志美の正体が「やすらぎの郷」入居者の井深凉子(野際陽子)だと発覚。あっという間に施設中に知れ渡ってしまう。また同話ni

は、主題歌を歌う中島みゆきと脚本家・倉本聰が夫婦役で登場。2人は64話にもカメオ出演しており、視聴者からは「おお! 倉本夫妻またもや登場!」「2人を見つけられた日は、なんかいいことありそうな気がする」との声が。倉本・中島の出演シーンを探すことも、視聴者にとって作品の楽しみ方の一つになっているようだ。

 71話では、栄が「やすらぎの郷」に入居している元美術職人の“ちのやん”こと茅野大三郎(伊藤初雄)と50年ぶりの再会を果たす。ちのやんは、ともにテレビ創成期を過ごしたタイムキーパーの“カメコ”こと亀山順子(長内美那子)と結婚していた。夫婦そろって入居したのだが、カメコはがんを患い、余命数日なのだという。ちのやんは栄に、夫婦は後に亡くなる方がつらいと語り、自分がそのつらい側を引き受けるのだと話す。

 栄がカメコの病室を訪ねる様子が描かれた72話。そこで栄は、かつてちのやんの下で働き、今は舞台美術の大御所として活躍する柿原一平(村田雄浩)と出会う。ちのやんの弟子たちは世話になった礼にと、カメコが大好きだった昔のドラマの美術を別室に再現。カメコは朦朧とする意識の中で星空の装飾を眺めながら、昔よく歌ったという中島みゆきの「ファイト!」を口ずさむ。その晩、カメコはちのやんと弟子たちが作った満天の星空の下、息を引き取るのだった。

 73話では、カメコの通夜が「やすらぎの郷」のゲストハウスで営まれる。棺はちのやんが育てた大道具製作のベテランたちによる手作りで、カメコの葬儀の準備は入居者や施設の人間によって粛々と行われた。簡素ながら、優しさにあふれる裏方たちの弔いに、栄たち弔問客は胸を締め付けられるのだった。翌朝、まるで後を追うかのように、ちのやんがこの世を去る。視聴者は今回のエピソードに「奥さんの後を追って静かに亡くなるちのやん……これは泣くだろ」「表に出ない裏方の2人の死が丁寧に描かれてて、倉本聰の名もなき人たちへのリスペクトを感じた」「ちのやんとカメコを思う全ての人々の姿に涙が止まらない」と大号泣。

 72話では中島の「ファイト!」が劇中歌として使われたが、74話では中島の「時代」が流されるよう。作品を彩る中島の歌声も作品の大きな見所だ。

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