世界で最も稼いだ“富豪女優”がきな臭い!?  中国ヴィッキー・チャオに向けられる疑惑の目

世界で最も稼いだ“富豪女優”がきな臭い!?  中国ヴィッキー・チャオに向けられる疑惑の目

世界で最も稼いだ“富豪女優”がきな臭い!?  中国ヴィッキー・チャオに向けられる疑惑の目の画像

大富豪、億万長者、大資産家――「フォーブス」世界富豪ランキングの上位には、女たちの名も少なくない。彼女たちが手にした、誰もが嫉妬すると成功と、醜聞のスキャンダルを紹介する。

[File.08]
ヴィッキー・チャオ(趙薇)

経済力★☆☆☆☆
ゴシップ力★★☆☆☆
男性人気★★★★★
オシャレ度★★★☆☆
カリスマ性★★☆☆☆

国籍:中国
年齢:40歳
役職:女優、歌手
学歴:北京電影学院卒
総資産:74.3億香港ドル+その他(1000億円超)
配偶者:夫、夫の連れ子の男児、女児
2016年「フォーブス」世界富豪ランキング:世界で最も稼いだ女優部門1位

◎瞬く間にトップ女優に登りつめる
 エンジニアの父、小学校教諭の母のもと、中国東部の安徽省に生まれたチャオは、いたってまじめで、優秀な生徒として少女時代を過ごしたという。

 母の影響もあって、彼女が選んだのは幼稚園の教師という道。地元の中学校を卒業後は、蕪湖(ウーフー)市の師範学校に入学した。そこでチャオはピアノやダンス、中国伝統の水墨画などの勉強に打ち込んでいた。そんなある日、蕪湖で映画の撮影が行われたのだ。エキストラは市民から募集された。この頃からイヤでも目立つ美貌を湛えはじめた彼女は、周りから半ば無理やり推薦されてしまう。

「私にはムリ、お芝居なんて……」

 そう言って戸惑った彼女だが、やはり目立ちたいのは人の性。とりわけ自分の外面の価値に気がつき始めた年頃ならば、なおさらだろう。結局、映画には端役として出演。皮肉というかなんというか、役柄は売春婦だった。

 この経験が彼女を変えた。演技の快感、注目されることの悦びにドップリとハマッたのだ。あっさりと教師の道をやめ、上海に移住。銀幕を志す若者たちの登竜門、恆通影視明星学校へと通うようになる。

 才能にも恵まれていた。学生の身ながら頭角を現し、まずはテレビドラマでデビュー。若くして数々の仕事をこなしていく。

 そして名門・北京電影学院へ入学すると、その顔立ちからいきなり学校のアイドルに祭り上げられた。男たちはひっきりなしに言い寄ってきたが「私にふさわしいオトコがぜんぜんいない」と、片っ端からフッたという。が、一方で同級生たちと別れたりくっついたり、三角関係だったりというウワサは常に付きまとっていた。

 早くも大女優の貫禄だが、在学中に主演したテレビドラマがメガヒットとなり、学校どころか、瞬く間に中国トップのアイドル女優の座へと登りつめた。その後は中国だけでなく、アジアでも人気の女優として活躍していく。

◎芸能界から成金界に進出
 日本人にも知られるようになったのは、映画『少林サッカー』(香港、2001)がきっかけだろう。特殊メイクでドブスに扮したり、ハゲのヅラをかぶってカンフーの達人(が、サッカーに挑むという内容)を演じるなど、コミカルな作品だったが、素顔の彼女がトンでもない美女だということに驚き、一瞬にしてファンになった男は多い。

 女優だけでなく、歌手、モデル、そして監督としても活動しているチャオだが、最近はむしろヤリ手のビジネスウーマンと化している。芸能界で稼いだカネを、バンバン投資に回していったのだ。

 成金の例に漏れずワインに傾倒していた彼女は、趣味が高じてフランスのワイナリーを400万ユーロ(約4億5000万円)で購入した。7万平米という広大な敷地で生み出される上質なワインは中国に輸出され、チャオの資産を増やしていく。中国の上級国民の間では、ヨーロッパ産のワイン投資ブームなのだ。小金を持つようになった中間層にバカ売れするのである。

 チャオは不動産投資にもセンスを見せたかと思うと、映画産業に自ら投資。香港の映画会社の大株主になった。この会社は上場後、株価が急上昇、30億円近い利益をほんの数日で稼いだこともあった。

◎富豪でヤリチンの夫とは“仮面夫婦”?
一方で私生活では、2010年に突然、女児を出産。「実はこっそり結婚してました」と発表し、世間を驚かせた。

 ダンナ(大富豪)はバツイチ子持ちで、しかも相当なヤリチン。女優などを食い散らかした実績を誇る。だがチャオとは、大して付き合ってもいないのに結婚に至っており、「やっぱりデキちゃったから仕方なく、なのね」と、臆測を呼んだ。そんな経緯からか、チャオは義母とも不仲で、しかもダンナには結婚後も浮気疑惑がつきまとう。仲睦まじい様子をたびたびメディアに撮らせているが、仮面夫婦とも囁かれている。

 しかし、カネの面では強力なパートナーだ。中国の巨大企業アリババグループの傘下、アリババ・ピクチャーズに、チャオ夫妻は共同で経営する会社を通じて出資。業績を大きく伸ばした同社の株によって、莫大な資産が転がり込んできた。

 もともとチャオと同社のオーナーは親友だというからきな臭い話ではあるが、結果として夫婦合わせての株価は74.3億香港ドル、およそ9.6億ドルに達した。ほか諸々の資産を合わせれば「ビリオネア」と呼ばれるにふさわしい、資産額10億ドルを突破。これにより、我らがゲス系経済誌「フォーブス」が注目、「女優か、投資家か?」と特集記事を掲載するにまで至った。

 富豪女優の名をほしいままにするチャオだが、スタッフに対する暴言暴行は数知れず、確執のある共演者も多い。これからもさまざまな話題を提供してくれるだろう。
(室橋裕和)

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