【芸能コラム】現実のコロナ禍と奇妙なシンクロ 現在放送中のドラマ「隕石家族」が話題!

【芸能コラム】現実のコロナ禍と奇妙なシンクロ 現在放送中のドラマ「隕石家族」が話題!

(c)東海テレビ

 2020年、人類滅亡説を唱える人が出るほどの強力な感染力を持つ新型コロナウイルスにより、世界中がパニックに陥る中、地球滅亡の危機にさらされるもう一つの世界があった。それが、ドラマ「隕石家族」(フジテレビ系/毎週土曜午後11時40分放送)。4月からの春ドラマのほとんどが放送延期となる中、本作は快調に回を重ねている数少ない新作で、現実に起こっているコロナ禍とシンクロするストーリーに注目が集まっている。

 NHK大河ドラマ「天地人」、「花燃ゆ」、昼の帯ドラマ「花嫁のれん」シリーズを手掛けた小松江里子が脚本を書いた本作は、迫りくる隕石のため、あと半年で滅亡する運命にある地球を舞台に、「最期の時は家族で一緒に…」と誓った門倉家の5人が、実はそれぞれに隠し持っていた秘密を爆発させ、大混乱に陥るスペクタクルホームドラマだ。

 当初、春ドラマは堺雅人主演の「半沢直樹」、篠原涼子主演の「ハケンの品格」、木村拓哉主演の「BG〜身辺警護人〜」といった人気作の続編や、石原さとみ主演の「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」、松重豊が猫に扮(ふん)する「きょうの猫村さん」などの話題作がひしめいていた。そのため、本作は各社が発表する2020年春ドラマ期待度ランキングで圏外になるほど注目度は低かった。

 しかし、新型コロナウイルスの影響により大半のドラマは撮影が中止。放送も延期を余儀なくされた。その中で本作は順調に放送を続けて注目度がアップ。ホームドラマという大枠の中に、コメディー、ミステリー、ホラー、パニック、純愛、おっさんずラブなど、さまざまな要素が散りばめられており、先の見えないハチャメチャストーリーに「期待してなかったけどめちゃくちゃ面白い!」とハマる人が続出している。

 門倉家の騒動はママの久美子(羽田美智子)から始まる。平凡な主婦として生きてきたものの、残りの人生を自分らしく生きたいと渇望し、高校時代の憧れだった元テニス部のキャプテン片瀬清人(中村俊介)のもとに駆け出すが、「純愛と家族の両方がほしい」と思い直して家に戻り、ひそかにキャプテンとの愛を育むことになる。

 認知症のおばあちゃん・正子(松原智恵子)は、自分のせいで少女時代の友人が生き埋めにされたという忌まわしい過去を告白。姉・美咲(泉里香)は、中学時代の恩師で今は教師仲間である森山(遼河はるひ)を慕っていることを打ち明け、彼女を追って疎開を決意する。

 パパの和彦(天野ひろゆき)は、妻の不倫相手であるキャプテンと偶然知り合い心を奪われると、リストラされたにもかかわらず金を貢いだり、住むところを失った彼を自宅に招いたりと驚きの行動に出る。

 妹の結月(北香那)は、大資産家の息子で恋人の森本翔太(中尾暢樹)から「火星移住プロジェクト」に誘われるが断固拒否。家族に後押しされると、「私は家族じゃないわけ?」と一人だけ火星に行かせようとすることに憤慨してしまう。加えて、久美子の口からは姉妹ともども実の娘ではないような発言まで飛び出して…。

 「家族に隠しごとはなしだ!」と言っている割に秘密だらけの門倉一家に、SNS上は「カオス過ぎ」「どうにもこうにもな展開が実に面白い」「めちゃくちゃ楽しいな」「こんなに心を揺り動かされるドラマはあまりないです!」「想像の遥か上をいく展開が毎週楽しみです?」と大盛り上がり。さらに、家族といっても一個人であることに気付かされる人、自分だったら人生最後の日に何をしよう…と考える人もいるようだ。

 キャスト陣も注目され、「羽田美智子さん、好きだなぁ。声とかゆっくり感とか、癒やされるなぁ」「天野くん、いい演技してますね」「北香那ちゃんかわいいですよね」「中尾暢樹の時代が来ちゃうな〜」「松原智恵子さん面白いなーこんなキャラだったのか」「まぁ中村俊介なら男もほれるよなー」と好感触だ。

 また、隕石衝突騒動にまつわる市民の暴徒化、リンゴが1個3650円に値上がりするなどの市場価格の変動、失業者が炊き出しに長い列を作るさまなどは、ゆがんだ正義を振りかざす“自粛警察”の横行、一時のマスクや消毒液などの高価格での転売、白菜1個800円以上という野菜の高騰、失業や廃業に追い込まれる人たちが今後さらに増えると予想されるコロナ禍の現状とリンクしている。

 そのため、「昨今の世界情勢に非常に酷似してます」「隕石をコロナに置き換えると割とタイムリーで真に迫ったドラマよね」「コロナによって生活が変わったし、今の状況に重ねながら、そのドラマを見てしまいました」「アフターコロナの日本を描いているかのよう」と共感する人も多い。

 「脚本家は世の中の半歩先をいくんだな…今これが放送されていることに驚く」「コロナ前に脚本書いてたんだよなぁ」とタイミングの妙にうなる声も聞こえてくる。

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