親の都合、DJ機材…芸人コンビ「きつね」の貧乏エピソード

芸人コンビ「きつね」、貧乏エピソード語る 「エンタの神様」出演も“今が一番貧乏”

記事まとめ

  • 「きつね」はウクレレを大津広次、DJを淡路幸誠が担当する売り出し中のコンビである
  • 大津広次は昔、父親の会社が倒産し、家具が1個もなく木だけに囲まれた部屋で生活
  • 淡路は「一番貧乏なのはきつねで活動してる“今”で、バイトもできない」と語る

親の都合、DJ機材…芸人コンビ「きつね」の貧乏エピソード

親の都合、DJ機材…芸人コンビ「きつね」の貧乏エピソード

お笑いコンビ「きつね」(C)ホリプロコム

音楽ネタで売り出し中のコンビ「きつね」。ウクレレ担当のメガネの大津広次さん(29)は父親がかわるたび、貧乏になったり一軒家に越したり。DJ担当の長身の淡路幸誠さん(28)は売れてくるたびにDJ機材でお金がなくなり……。

  ◇  ◇  ◇

大津 うちの母親は3回結婚してる。僕は2人目の結婚相手の時に生まれたけど、この父親の頃が一番貧乏やった。父親は会社やってたけど倒産。母親はソッコーで離婚しましたけど、当時住んでたのが取り壊す前の木造アパートで、床とかひっぺがした後だから、板も壁も木がむき出し。なんと家具が1個もなく、木だけに囲まれた部屋(笑い)。幼稚園くらいの頃でした。

淡路 僕の家は母子家庭でしたけど、そこまで貧しくはなかった。母親に負担かけないために、高1からバイトしてました。大学まで奨学金で行き、まだ返してないんで、芸人として売れたら、まず返済したい。

大津 小学2年の頃、母親が3回目の結婚相手になる人とつきあいだした。その父親は地主で、母親が居酒屋やりたいと言うと、「それなら俺が店をつくってやるわ」と開業してくれて、店長になってくれた。籍を入れたのは高2の時かな。その父親と結婚に向けて進みだした頃から、生活が急に豪華になった。まず家が3つになった。僕とアニキの家。母親と父親になる人の家。父親の祖母の家。僕が住む家は2階建てで4LDK。木がむき出しのアパートから大出世!

淡路 芸人目指して上京してからは、相方ともう1人でトリオを組んだので、3人で住める3DKの部屋を杉並に借り、家賃を3万5000円ずつ払ってました。バイトはフィットネスクラブで子供の水泳教室。研修を受ければ、教えられるんです。でも、水泳教室は時間が短いから全然お金にならなかった。しかも、夜勤のスーパーで品出しもやってて不規則な暮らしだし、ご飯はインスタントラーメンやレトルトのカレーばっかり。痩せ形なのに糖尿の数値が高くなって。フィットネスセンターの人には黙って働いてましたね(笑い)。

大津 上京後は働くのがイヤで、一時期バイトしてなくて。パチンコやっては借金ができちゃって、結局は週9回でバイトをする羽目に。昼にパチンコ屋のホールで、夜はコンビニ夜勤をやり、計算すると9日分働いてた。

淡路 一番貧乏なのは、きつねで活動してる“今”ですね!「エンタの神様」(日本テレビ系)とか、テレビに出るようになったのはありがたいけど、もらえるギャラは多くないのに、バイトはできない。それに、ネタで僕はDJをやるから、DJセットや機材に、メチャクチャお金がかかる。DJセットは20万円で、ネタによって使う曲を買ったり、声を変換する機材に2万〜3万円かかったり。相方なんて、ウクレレ1本あればいいし、あいつがウクレレの弦を張り替えてるところは、見たことないですね。

大津 音楽を使ったネタをやるから、都内の有名なクラブに営業で呼んでもらうことが増えたんです。

淡路 そうなると、営業ネタ用に新しいスピーカーも買ったりして。仕事が入れば入るほど、機材費がかさむ(笑い)。1回しか使ってない3万円の機材もあります。「俺の機材代、半々にしよう」と相方に言いたい!

大津 クラブ経営者のみなさん、僕らをぜひ呼んでください。

淡路 もっと売れて、いい機材を買えるようになりたいです!

(聞き手=松野大介)

▽淡路幸誠 1990年2月、大阪府出身。ボケとDJ担当。
▽大津広次 89年7月、大阪府出身。ツッコミとウクレレ担当。
 小学生からの幼なじみで「きつね」を結成。2014年から活動。独自の音楽ネタで売り出し中。

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