ピエール瀧容疑者には女性通訳が売る 麻薬取引「素人売人」暗躍の実態

一般女性がピエール瀧容疑者にコカインを売っていた 麻薬取引に「素人売人」が暗躍

記事まとめ

  • ピエール瀧容疑者にコカインを売り、逮捕された容疑者の女の職業は通訳だった
  • 「最近、こうした素人売人が増えています」と、元兵庫県警刑事で作家の飛松五男氏
  • 「よく聞くのが主婦のルートです。薄利多売で稼いでいる主婦もいます」と飛松氏

ピエール瀧容疑者には女性通訳が売る 麻薬取引「素人売人」暗躍の実態

ピエール瀧容疑者には女性通訳が売る 麻薬取引「素人売人」暗躍の実態

関空でコカイン130キロが押収されたこともあった(逮捕されたピエール瀧・右)/(C)共同通信社

「えっ、こんな人が?」と驚いた人もいるだろう。

 ピエール瀧容疑者(51)にコカインを売っていた女が逮捕された。

 捕まった田坂真樹容疑者(48)の職業は通訳で、テレビ東京系の「YOUは何しに日本へ?」に出演したこともある。瀧容疑者とは20年来の知人という。ネットに出回る顔写真を見ると、どこにでもいそうな普通のオバサンだ。

 通常、コカインや覚醒剤などの違法薬物は暴力団ルートの売人が売るケースが多い。ASKAや清原和博らもそうだった。

 ところが瀧容疑者に売っていたのは一般女性。素人が薬物売買に絡む時代になったようだ。

「最近、こうした素人売人が増えています」とは元兵庫県警刑事で作家の飛松五男氏。

「よく聞くのが主婦のルートです。子供のつながりで女子会と称して飲み会を開き、覚醒剤やコカインを売人から買っている女性が交じっているパターン。『これを使うと食欲が減退して痩せるよ』などと言ってママ友に少量を渡し、相手がハマると自分が買った分を売り渡す。要するに転売です。小遣い稼ぎだから、値段は買値に1割上乗せする程度ですが、中には大勢の顧客を抱え、薄利多売で稼いでいる主婦もいます」

 暴力団が仕入れた薬物が複数の売人を経由して末端の売人に渡り、最終的に主婦のような素人売人によって拡散する。若い頃にシンナーを吸っていた女が主婦になり、シンナーの売人から覚醒剤を買うケースもある。このほかテレビ番組のスタッフにも素人売人がいるといわれる。

 覚醒剤やコカインなどを経験した20代の女性はこう言う。

「今はいろんなところに素人売人がいて、私は江の島のサーファーや都内のバンドマンから買ったこともあります。神奈川県のサラリーマンも売人として接触してきました。主婦は化粧ポーチに入れて持ち歩き気軽に友達に分け与えています」

 ただ、最近は覚醒剤から足を洗う暴力団が増えつつあるという。

「ヤクザの世界で『覚醒剤は捜査も厳しいし、刑期も長い。コカインのほうが安全』という声が上がっているのです。そのため一部の組織は主要商品をコカインにシフト。覚醒剤のほうがずっと顧客が多いので、コカインに絞ると儲けがガタンと落ちますが、厳刑を免れるためならと諦めているようです」(ジャーナリストの鹿島一男氏)

 今後は素人売人の摘発が増えそうだ。

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