福山雅治「集団左遷」浮上せず…26年前のショーケン転機作品と何が違う?

福山雅治『集団左遷!!』第2話から下降続く 萩原健一さんの転機作品との違いを考察

記事まとめ

  • 福山雅治が主演の『集団左遷!!』が第2話で8.9%に下降したまま浮上できずにいる
  • 93年の『課長サンの厄年』では萩原健一さんが不良イメージから脱却し高視聴率を記録
  • 福山は役柄や脚本の影響で、萩原さんほど振り切れていないという見方も

福山雅治「集団左遷」浮上せず…26年前のショーケン転機作品と何が違う?

福山雅治「集団左遷」浮上せず…26年前のショーケン転機作品と何が違う?

“ショーケン”こと萩原健一(左)と福山雅治(C)日刊ゲンダイ

福山雅治(50)演じるメガバンクの支店長が、廃店をもくろむ上層部の意に反して奮闘するドラマ「集団左遷!!」(TBS系日曜21時〜)。

 初回視聴率こそ13.8%の好ダッシュを見せたものの、第2話で8.9%に落としてから中盤まで浮上できずにいる。

「日曜劇場お得意の企業モノ、副支店長役に“顔芸”で魅了する香川照之と盤石の態勢で前評判も高かったのに苦戦。TBSは早くも大ヒットした『半沢直樹』の来年4月の復活を発表するなど、何とかこの枠への注目を集めようとしています」(キー局関係者)

 同時間帯のテレビ朝日のドラマ特番攻勢に食われたという見方もあるが、「制作側が訴えたいことと、この時間の視聴者が望むものに微妙なズレがあります」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏がこう続ける。

「ネット上のコメントにも表れていますが、訴求すべきサラリーマン層にはビジネスドラマとしてのリアリティーや重厚感が足りません。一般的な福山ファンには違和感を持たせてしまい脱落した人が多い。ただ、このドラマのテーマである“がんばる”に対して素直に共感する意見もあり、熱く応援している視聴者も確実にいます。後半は、その層を大事にしたいところですね」

 平成の時代には一、二を争った“モテ男”の福山も50歳。まさにこのドラマが俳優としての“転機”になるはずだったのに、とんだ誤算だ。

 前出の亀井徳明氏は「時代もキャラクターも全然違うので、単純に比較はできませんが」と前置きして、こう言う。

「“転機”といえば、日曜劇場が単発ドラマ枠から連ドラになって間もない1993年に萩原健一さん(今年3月死去)が主演した『課長サンの厄年』が思い出されます。当時42歳と脂の乗ったショーケンが、それまでの“不良”のイメージとは真逆の“実直なサラリーマン&お父さん”を演じ、平均視聴率16.2%と大好評でした。一方、福山もこれまでのクールなイケメンから不器用でコミカルな役へと“大胆なイメチェン”を図り、毎回毎回“顔芸”も“走り”もがんばっているんですが、役柄のせいか、ツッコミどころが多い脚本のせいか、ショーケンほど振り切れていないように見えます」

 福山もまだまだ“イケメン”を捨て切れていないということか。

「集団左遷!!」の主題歌といえば、エレファントカシマシの「俺たちの明日」。日曜夜の視聴者を励ますのにピッタリの曲だが、それ以前に、福山と制作陣こそ「さあ がんばろうぜ!」。

(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

関連記事(外部サイト)