原田龍二が好例 俳優・タレントの醜聞は隠さずさらけ出すが“吉”

原田龍二が好例 俳優・タレントの醜聞は隠さずさらけ出すが“吉”

原田龍二(C)日刊ゲンダイ

城下尊之【芸能界仕事術】

 2019年上半期TVニュースランキング(エム・データ)が発表された。簡単に言うと、6月までのニュース・ワイドショーで、長い時間取り扱われた順にランキングしたもので、文化・芸能分野では、トップが「ピエール瀧、コカイン使用で逮捕」関連。これは逮捕から起訴、裁判、判決まであるのだから話題も長く続いた。

 2位は「嵐、2020年いっぱいでの活動休止」。さすがは国民的アイドルといわれるだけのことはあって、お休みするよというだけで、その経済効果もすさまじい。

 3位が「NGT48問題」で、僕のようなオジサン世代では、登場してくるアイドルを論評するのに苦労する話題だった。

 4位は今も続く吉本芸人の「闇営業騒動」だ。

 下半期はジャニー喜多川さんの死去に伴う騒動で、またジャニーズが上位に入ってきそうだが、今回の文化・芸能ランキングで20位にも入らなかった話題で、僕の中ではトップクラスの印象に残るニュースがある。

 それは、俳優の原田龍二(48)の「4WD車内不倫」だ。複数の女性ファンと、自分の4WDの車内で不倫していたことが発覚。その中には車に女性をピックアップし、公園などの駐車場に停車して10分程度で終わったと報じられたケースもあった。原田はいち早く対応し、時間制限をつけずに会見してすべての質問に答えていた。夫人から「原田、アウト」と言われたなど家族の反応も笑いを誘ったが、僕も彼の会見を見て、つい噴き出してしまったほどだ。

 実は今週、僕も出演している読売テレビ「朝生ワイド す・またん!」が原田に取材をお願いし、インタビューを放送した。普通、この手の話題の「その後」についての取材は本人としては避けたいところで、断られた経験ばかりだったが、原田はすぐにOKを出してきた。妻子との現在については、「一応、表面上は以前と変わりなく接してくれている」そうで、不倫現場となった4WD車は処分し、現在は近く購入する予定のセダンタイプの代替車を運転中だそうだ。でも、「後部座席はやっぱり広いほうがいい」などと笑わせている。聞きにくいところの「10分不倫」にも、「10分って600秒ですよね。それじゃ、何もできないですよね」と、けむに巻いていた。全体的にこちらとしてはニヤリとする対応だった。

 これは、原田が個人事務所所属のような格好で、彼自身が仕事の対応を決められるというのが大きい。それに加え、東京ローカルのTOKYO MXテレビの情報番組のキャスターを務めているので、会見同様に尋ねられたらキチンと話す姿勢も示している。

 隠さないという手法は対マスコミには有効だ。逆にピエールや吉本芸人のスキャンダル報道が長くなり、上位にランキングされた理由にもつながる。原田の俳優の仕事はこれから撮影しても、半年先か1年先の放送なので、再出発に問題はなさそうだ。

(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

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