日本酒好き谷桃子がニヤ二ヤ…こぼれる寸前の“表面張力”

日本酒好き谷桃子がニヤ二ヤ…こぼれる寸前の“表面張力”

カウンターがある小料理で一人飲みすることも(C)日刊ゲンダイ

 グラドルとしてブレークし、その後はバラエティーや旅番組、さらにJRAのイベントでも活躍中の谷桃子さん(32)。ツイッターのプロフィルで「日本酒好き」とアピールするほどの左党だ。

 ◇  ◇  ◇

 日本酒との出合いは築地の割烹「さかな竹若」で住み込みの仲居さんをしていた21歳の時です。築地市場のすぐ近くで店名に「さかな」とうたい、店内中央に大きないけすがあるくらいですから、魚料理がメーン。その頃は青森の田酒や陸奥八仙、新潟の越乃寒梅に八海山など魚をおいしくいただける全国各地の銘酒を取り揃えていて、さまざまなタイプ、銘柄があることを知りました。

 本格的に飲み始めたのは6年ほど前。「厳選いい宿」のリポーターになってからです。全国の名旅館やすてきなホテルを案内する情報番組で、料理の紹介につきものなのはなんといってもお酒。最初のロケは福井県の芦原温泉。越前ガニの食べ尽くしコースと一緒に出していただいたのが地元の黒龍でした。

 今となっては純米酒か吟醸酒だったのか覚えていないけど、とにかく目が真ん丸になるくらいおいしかった(笑い)。それ以来、スタッフさんに日本酒好きが多いこともあって、どんどん好きになっちゃいました。人生の楽しみが日本酒を知ることで大きく広がったように思います。

「厳選いい宿」以外でも仕事柄、地方へ行くことが多く、「○○へ行ったら、△○」というのも旅の楽しみですが、フラリと入った店で知らない銘柄の“オススメ”に挑戦することが多いです。知ってる銘柄の安心感よりその土地でしか味わえないおいしいお酒に出合えることが優先。最近はヤル気のある若い杜氏さんが増えて、覚えきれないくらいたくさんの銘柄が発売されていますが、地元でしか飲めないのも意外とあるんです。想像以上においしかったらすごく得した気分になれますね。

 それを升とか、升の上にグラスをのせてなみなみとつがれると最高。横から見ると少し盛り上がってるでしょ。あの表面張力がいい。それだけで顔がニヤけてきちゃいますね。

■新潟の鶴齢、山形のくどき上手で酒盗、へシコ、イカの丸干しが最高

 好みは甘すぎず辛すぎずキレのいいタイプ。カンフー映画「燃えよドラゴン」にブルース・リーの「Don’t think.Feel!(考えるな、感じろ)」という名ゼリフがありますが、今は私もそんな感じです。あまりにも奥深くて、ウンチクよりも、あれこれ飲み比べて味わいや香りを覚えてる状態ってところかな。そんな中でも新潟の鶴齢、山形のくどき上手は結構好きですね。料理はそんなに豪華でなくていいんです。カツオの酒盗とかへシコ(魚のかす漬け)、丸干ししたイカなんかで十分。イカはなんといっても肝いりです。少しあぶってアツアツを肝ごといただくと香ばしい香りとともに濃厚なイカワタがワッと口に広がり、日本酒と最高のハーモニー。

 気の合う友達と女子会もしますが、一人飲みにもよく出掛けるんですよ。行きつけはカウンターがある小料理屋。カウンターの一番奥が定位置で、お客さんが飲んでる様子を少しハスに構えて眺めながらというのがお気に入りのシチュエーションです。お酒の席では笑顔の人が多いから私にとってはそれが何よりのサイドディッシュ。笑顔って、お酒をおいしくするエッセンスなんです、きっと。

 とはいっても、いつの間にか常連さんたちと仲良くなり、横に座ってお酒をついでる私がいるんですけどね。お酌するのが好きだから。でも、その場でベロベロになることはないですね。あまり顔に出ないのもありますが、最後までシャンとしてるそうです。ただ、帰宅するのにタクシーに乗った途端、ドッと酔いが回るのはしょっちゅうですけど……。「酒を飲んでも飲まれるな」がルール。あとを濁さず、奇麗に飲むのがお酒の神様への感謝の気持ちだと思います。

関連記事(外部サイト)