小手伸也が猛省の日々で気づいた「反省アピールが単なるエゴと化す可能性もある」

小手伸也が猛省の日々で気づいた「反省アピールが単なるエゴと化す可能性もある」

2018年6月21日撮影(C)日刊ゲンダイ

「独身偽装不倫」などと文春砲が放たれたのは記憶に新しい小手伸也さん。日刊ゲンダイに連載中のコラム『悩める俳優 小手伸也の華のない人生』にて猛省の日々について振り返った前回に続き、最新回では「ある気付き」について綴っています。

  ◇  ◇  ◇

【悩める俳優 小手伸也の華のない人生】

 先々週から始まっておりますフジテレビ系ドラマ「モトカレマニア」。新木優子さん演じる主人公、難波ユリカの勤める不動産会社の社長、安藤一朗役でお世話になっております。

 その彼が劇中で「ハラミ会(セク〈ハラ〉を〈未〉然に防ぐ〈会〉)」なる男性同士の互助会(飲み会)を仕切るリーダーだという設定が、私自身に対する皮肉になっているようで「笑える」「笑えない」とご意見真っ二つの状況になっています。自らの不徳でドラマに余計な要素を付加してしまった私としては、とにかくひたすら平身低頭、引き続き自身の過去と真摯に向き合いながら、仕事のキャラクターに忠誠を誓うしかありません。頑張ります。小手伸也です。

 先週のコラムの結びの部分が「人のことを心配している場合じゃない」と早速批判を浴びましたが、正直、今の僕としては周りに対する心配しかないです。僕に関わることでどれほどのご迷惑をおかけするかとか、コラムの読者が同じような経験をしてたらどうしようとか、反省ゆえの責任感なのか、反省から逃避しての客観視なのか、すみません、自分でも日々いろいろな段階におります。

 そんな中、「時効警察はじめました」のスピンオフドラマで共演した磯村勇斗くんから先週「一緒に撮った写真をインスタに上げていいですか」という連絡が普通にきまして。もちろん、大丈夫なんですが、僕の状況的に「ご迷惑にならないかだけが心配です」と返事したところ、「責任は持つのでご安心ください」という力強いメッセージが合掌する変なタイ人の画像と一緒に送られてきました。

 実際、いろいろな共演者の皆さんが、いろいろな形でメッセージをくださいました。それで自分を正当化するつもりはまったくありませんが、ある意味、僕自身の個人的な内省は周囲にとってはまったく関係がなく、むしろ反省アピールが単なるエゴと化す可能性だってある。周りにどう思われたいかという受動体質を、どう思わせたいかという能動体質に切り替えるべき時が来たのかもしれません(40代後半)。

(小手伸也)

関連記事(外部サイト)