ポロリ…俺の結婚披露宴は芸能史上最○だった【ダンカンの笑撃回顧録】

ポロリ…俺の結婚披露宴は芸能史上最○だった【ダンカンの笑撃回顧録】

ダンカン(C)日刊ゲンダイ

【ダンカンの笑撃回顧録】#15

 カタカタ、コロリン!!

 俺の人生が今回止まったのは??? オー!! すぐ隣に東京タワーがそびえ立ち、徳川家の菩提寺である増上寺がドーンとかまえる、その2つにはさまれるように凜と立つ東京の老舗中の老舗ホテル、東京プリンスホテルではないか!?

 そして、時は? 平成2年2月25日、ええーっ! ということは俺とマリリン(妻の初美)の結婚式、後に末代まで語り継がれることとなる芸能界史上最〇なパーティーが今まさに開催されようとしているところなのだ!! まず、最初にこの結婚披露宴の結末に対して、深々と謝罪だけはさせていただきたい!! 何を隠そう、飯塚家(新郎の俺側)と能勢家(新婦側)をマネジメントしてくださった方が披露宴後、東京プリンスから地方のプリンスホテルにすべての責任を背負い……要するに飛ばされてしまいましたー!! ごめんなさーい!!

 当時の東京プリンスといえば、1964年東京五輪の年の開業以来、豪華やら格式やら風格やらをすべて備え、それまでの日本にはなかった国際会議にも対応できる大宴会場の「プロビデンスホール」まで造られていたのだ(ちなみに日本レコード大賞もこの会場で開催されていました)。

 その由緒正しきプロビデンスホールの入り口付近がザワザワとやたら騒がしいぞ……「キャー!!」。えっ? 何? 女性の悲鳴まで聞こえるって? で、披露宴の受付付近をのぞいてみると……。ゲゲゲー!! 欽ちゃんの仮装大賞!? いやハロウィーンの変装!?(この時代にはまだハロウィーンは日本では知られていませんでした)

 やはり、そうであったか? 事前にたけしさんと軍団が結婚式に仮装で出席するらしい(?)とウソかマコトか、わからない情報は耳に入っていたのだが……やっぱりみんなやる時はやる男たちだぜー!! と喜んでばかりもいられない。ホテルの他のお客さまは何事が始まったのか? と大パニックと化していたのだから……。

 では、そのパニックを生み出したたけしさんと軍団の仮装をご紹介させていただきましょう。

 まず我らが殿、ビートたけしさんはバレリーナの衣装、あの白鳥の湖を踊る時の……。ありがたくも(?)髪には白鳥を思わせる純白のカチューシャを着け、白いタイツにトーシューズまでという完璧なお姿。

 松尾クンは白塗りしてキョンシーとなり、ピョンピョン所狭しと跳びはね、柳は学生服にド近眼うず巻きメガネ、そして東京プリンスのマネジャーさんを地方へと追いやった最大の被疑者(?)は……というと、実はこれがまた候補が多過ぎて……。グレート義太夫は、あの頃、深川で包丁一本とパンツ一丁で通り魔事件を起こした川俣軍司、まさにそれでホテル内で包丁を振り回すし、井手らっきょも股間と頭を申し訳程度に装飾した85%全裸のカッパ姿。

 いや、やはり主犯はガダルカナル・タカのどこかの部族の長だろう!! 全裸スッポンポンのチン〇に太めの竹筒をかぶせただけだったのだ。竹筒が抜けないようにヒモを通し、首にかけていたけど、ヒモに引っ張られ歩くたびにチン〇がニョキニョキと顔を出すんだから……さて披露宴、どんなことになるのやら……。=つづく

(ダンカン/お笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家)

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