52歳でグランプリに 美魔女が自らの「更年期障害」を語った意味

52歳でグランプリに 美魔女が自らの「更年期障害」を語った意味

「第10回 国民的美魔女コンテスト」でグランプリに輝いた坂村かおるさん(C)日刊ゲンダイ

「第10回 国民的美魔女コンテスト」でグランプリを受賞した坂村かおるさん(52)。出場者の最年長ながら、トップに選ばれたとして話題になっている。

「女優の土屋太鳳さんの姉・炎伽さんが今年9月に『ミス・ジャパン』のグランプリに選ばれた時も、〈なぜ、この人が?〉などとネット上が炎上しました。坂村さんのグランプリを知らせるニュースやインタビュー記事にも、コメントが殺到。当時の騒動を思い出しますね」(ファッション誌ライター)

 記事についたコメントも、〈うちの会社にいる52歳の女性のほうが、ずっときれい〉〈自分にお金をかけられる環境にある人だけが、出られる金持ち自慢大会〉〈普通に年相応な感じ。なぜ選ばれたのか分からない〉などと、確かに好意的ではない声も多い。

「とはいえ、坂村さんが受賞後のインタビュー記事で自らの更年期について話したことは、同じ女性として心強いものがありました」と話すのは、40代、50代女性の生き方も取材しているメノポーズ(更年期)カウンセラーで、ライターの日々晴雨氏。こう続ける。

「理解してもらいにくいから、我慢するしかない……更年期世代の女性からはそういった声が多く聞かれます。なぜか『更年期は恥ずかしいもの』という認識が自分にも周囲にもあるため、余計に『更年期でつらいんです』とは言い出しにくい。ですから、美しさと若さをセールスポイントとする坂村さんのような方が、積極的に更年期について話されるのは大賛成です」

 坂村さんは過去10年を振り返り、「更年期障害になったのも、かなりつらい経験でしたね」などと話していたが、前出の日々晴雨氏によると、“更年期症状”と“更年期障害”は異なるもの。その違いは「日常生活に支障が出るかどうか」だそうだ。

 たとえば、寝込んでしまって家事ができない、仕事ができないなど、自分だけではなく、家族や会社など周囲の人にも影響を与えるほどの重い症状がある場合には、「更年期障害」と診断されるという。

「更年期世代の多くの女性を悩ませるのは、『とにかくやる気が出ない』という症状。どう自分を鼓舞しても、思うように動くことができないんです。坂村さんが、そんなつらい時期を乗り越えてあの“美ボディー”を作り上げたのは、素晴らしいことだと思います」(前出の日々晴雨氏)

 有名人が自らの更年期を口に出すことで、世の中が更年期についてフランク話せるきっかけにもなる。「更年期でつらいのは自分だけではない」と同世代女性を勇気づけることにもなるだろう。

 つらい更年期障害を乗り越え、美魔女を目指したのは並大抵の精神力ではないはず。素直に「おめでとう」と言いたい。坂村さんにはどんどん発信してほしいものだ。

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