笠井信輔アナが悪性リンパ腫に 療養中の大塚範一アナと「3.11」という共通点

笠井信輔アナが悪性リンパ腫に 療養中の大塚範一アナと「3.11」という共通点

大塚範一アナ(左)と笠井信輔アナ(C)日刊ゲンダイ

おなじみの顔がしばらくお茶の間で見られないのは残念だ。フリーアナの笠井信輔さん(56)が「悪性リンパ腫」と診断され、療養生活に入ると所属事務所が18日に発表。

 19日には「とくダネ!」に生出演。病気を公表した理由を「32年間、ワイドアナウンサーとしてやって、いざ自分が病気になったときそっとしておいてくださいは、自分の生き方としては許さない。話せることは皆さんに知ってもらう義務があるということ」などと説明した。

 笠井さんは長年勤務したフジテレビを今年9月に退社。その直後、フリーで活動するために受けた健康診断で病気が判明したという。笠井さんの復帰は早くて半年後になる見込みだ。

「悪性リンパ腫」はリンパ球が“がん化”して増殖する血液のがんの一種で、原因はよく分かっていないケースが多いという。

 フジテレビといえば、情報系番組「めざましテレビ」の初代メーンキャスターを務めた大塚範一アナ(71)も2011年11月に「急性リンパ性白血病」が判明。現在も療養生活を送っている。

 笠井さんも過去に「めざまし」を担当していたため、ネット上では「めざましの呪い」などと、ひどい書き込みもみられるが、共通点はまだある。東日本大震災だ。

「大塚さんは東日本大震災直後の11年3月15日に被災地から生中継し、『気温が2度で風が吹いている。体感温度はさらに下回って、かなり寒く感じる』などと石巻市の現状を伝えていました。笠井さんも3月12日から東北の被災地取材に入り、その時の様子を『僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た』(産経新聞出版)に書いています。3月12日から15日というと、福島原発で1、3、4号機が水素爆発した時で、その前後数日は緊急のベント(排気操作)作業が行われ、近隣のいわき市や福島市では国の基準の100倍余りとなる毎時約24マイクロシーベルトの放射線量が検出されていました」(民放番組関係者)

「白血病」は広島、長崎の原爆被爆者の後影響として広く知られているが、「悪性リンパ腫」についても淀川労基署(大阪市)が2008年10月、原発で放射能漏れ検査に携わっていた労働者が「悪性リンパ腫」で死亡した件で、被爆との因果関係を認め労災認定している。果たして笠井さんの病気は福島原発と関係あるのか。医学博士の米山公啓氏がこう言う。

「一般論として、被爆による血液のがんはあります。ただ、今回のケースが疫学的に当てはまるのかといえば分からないとしか言えません」

 “不気味な呪い”はさておき、いずれにしても笠井、大塚の両アナが早く現場復帰するよう祈るばかりだ。

関連記事(外部サイト)