鈴木京香主演「行列の女神」は“飯テロ”効果の狙いドンピシャ!

鈴木京香主演「行列の女神」は“飯テロ”効果の狙いドンピシャ!

なんと言ってもラーメンと鈴木京香(C)日刊ゲンダイ

緊急事態宣言こそ一斉解除されたものの、テレビ番組の“リモート出演”や再放送・再編集はもうしばらく続きそうだ。

「例年はGW明けあたりから、4月クールのドラマのクライマックスに向けた特集や、7月スタートの新ドラマ情報で大忙しなのですが、今年は放送中の番組がどうなるかといった確定情報を追うので精いっぱいです」(テレビ誌編集者)

 そしてもう6月。4月以前に撮影が終了し、予定通り放送されているドラマのひとつが、鈴木京香(51)主演「行列の女神〜らーめん才遊記〜」(テレビ東京=月曜夜10時)である。

 鈴木が演じるのは“ラーメン職人”のカリスマにして、やり手のフードコンサルティング会社社長。たぐい稀なるセンスと計算され尽くした手法で、困難を抱えるラーメン店を立て直していくというストーリーだ。

「4月クールのGP帯ドラマはほとんどの枠で新作が放送されない今、テッパンの“医療もの”“事件もの”ではないこのドラマが注目を集めているようです」(広告代理店関係者)

 ネット上には〈なんだか猛烈にラーメンが食べたくなる〉〈あれこれ考えず気楽に見られる〉〈自粛が解除されたらラーメン食べに行きたい〉〈再放送ばかりなので、新作は貴重と思って見始めたらハマった〉など、肯定的な意見が多い。

「ちょうど外出自粛期間に重なり、なんとなく見始めた人にも“ラーメン”のビジュアルは刺さりやすかったのでしょう」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「もちろん、それ以外にも魅力はあります」と、こう続ける。

「登場人物が少なく、キャラが分かりやすいこと。話の展開も予定調和的で、ハラハラドキドキは少ない。そう言うと〈つまらない〉という評価を受けそうな要素ですが、逆に言えば“流し見”しても分かる。ゲスト出演も、初回の泉谷しげるさんや第4話の大友康平さんなど、個性的なキャラが週替わりで登場するし、ネット上では〈(共演の)黒島結菜のほうが主役に見える〉という声もあるほど、新入社員・ゆとり役の黒島さんの空回り気味な奮闘ぶりも面白い。まあ、なんと言ってもラーメンが見せ場ではあるんですけど」と亀井氏は笑う。

 5月25日放送の第6話では、3人の女性(鈴木、黒島、松井玲奈)がラーメンをすする口元を、大アップ&スローで美しく見せるなど、男性視聴者を引きつける“仕掛け”も上手に散りばめられている。

「テレ東は『孤独のグルメ』のヒットで“飯テロ”という言葉を生んで以来、“食”を題材にしたドラマを深夜帯で連発しています。『行列の女神』はビジネス系ドラマが中心の『ドラマBiz』枠で放送されていますが、外出自粛も味方し、狙い通り“飯テロ”効果が表れているようですね」(前出のテレビ誌編集者)

 ラーメン好きにとって、ラーメンを食べに行くのはいつだって“不要不急”ではない。

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