フワちゃんは大活躍 「リモート出演」芸人の明暗クッキリ

フワちゃんは大活躍 「リモート出演」芸人の明暗クッキリ

フワちゃん(ユーチューブより)

バラエティーや情報番組の「リモート出演」が定着する中、抜群の存在感を発揮しているのがユーチューバー芸人のフワちゃん(26)だ。

 ハイテンションで大物相手にもタメ語で切り込む自由奔放なキャラクターがウケて、緊急事態宣言下、連日のようにリモート出演し大活躍。8日には自身のツイッターで「リモート収録で声張りすぎて、右からも左からも下からも苦情来たので引っ越しました」と報告した。キー局関係者はこう話す。

「見た目のインパクトと必要以上にデカい声はまさに“リモート映え”。自撮りに慣れているので、狭い画面の中で、大きく前後に体を動かすなど、リモート出演での見られ方がよくわかっている。またフリーなので、ギャラも安くて、使い勝手がいいんです」

 外出自粛期間中の5月にはNHKのリモート収録による討論特番「いま、テレビができることって? あたらしいテレビ 徹底トーク2020」にも出演。テレビ東京の佐久間宣行プロデューサーや日本テレビの土屋敏男、音楽クリエーターのヒャダインら、そうそうたるメンバーに交じって「テレビはもっと自由でいいと思う」という趣旨の発言をし、堂々と討論に参加していた。

■「バラエティー番組の時なんて見てられへん」

 一方で、リモート収録に否定的な見解を示したのは、関西の大御所、上沼恵美子(65)。上沼は、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組でリモート出演のやりづらさを吐露した。

「リモートの時代になっていくだろうと言うてるけど、そんなことはないと思う。リモート、見にくい。声が遅れたり」として「バラエティー番組の時なんて見てられへんと思うのよ。難しいと思うわ」とコメント。バラエティー番組の絶妙な間や場の空気を読む重要性を熟知しているベテランらしい発言だが、さらにバラエティーがリモート出演だけになった場合は、「私は引退する。絶対。それでないとできないっていうんだったら」と笑わせた。自身もリモート出演を経験している芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。

「リモート出演は電波状態が安定しないときもあり、非常にやりづらいですね。何かを聞かれて答えることはできますが、会話のキャッチボールはしにくい」

 しかし情報番組でもバラエティーでも、当面、リモート収録は続きそうなのが現状だ。

「バラエティー番組の形態が変化してきています。かけあいでトークを回すヒナ壇芸人やガヤ芸人は活躍場がなくなってきている。リモートでの出演の場合、話を振られて30秒以内にワンコメントで確実に面白いことを言って笑いを取ることが求められます。芸人にとっては腕を試されることになります」

 芸人にとっては、アフターコロナもさらなる試練が課されることになるのだから、なかなか大変だ。

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