村上弘明がドラマ「ラストライン」でベテラン刑事役 「主人公と重なるところ多い」

村上弘明がドラマ「ラストライン」でベテラン刑事役 「主人公と重なるところ多い」

村上弘明(C)日刊ゲンダイ

堂場瞬一の人気警察小説が原作のドラマ「ラストライン」が29日に放送。主人公のベテラン刑事を演じる村上弘明(63)に見どころを聞いた。

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 コロナ禍で放送が延び延びになり、ようやく放送される。

「むしろ最高のタイミングになりました。今回の作品は『公益通報者保護法』がキモになるストーリーなのですが、まさに今月、一部改正案が参議院を通過したところでして。新聞を見ていたら『これはラストラインのテーマじゃないか』と思いましてね。話題性があるし、皆さんにも身近に感じていただけるなとうれしく思いました。僕は時々、こういうタイミングに恵まれるんです(笑い)」

 今回の役どころは?

「50歳になるベテラン刑事で、組織が誤った方向に走ってしまう状況に歯止めをかける岩倉剛という役です。年齢的にも脂がのっていて、やりたいことができて、定年に向けてカウントダウンも始まった、出世欲のない男の仕事と人生の集大成をかけたドラマです。コロナ禍では“おかみ”に従う日本の国民性が感染爆発の抑制になりましたが、先の戦争のように軍部や社会の勢いが間違った方向に暴走する場合もある。それを防御するのが『ラストライン』なんです」

 自粛期間中は「まとまった時間というギフトをいただいたので、ロシアの古典文学を読んでいました」という村上。引きこもり生活で体形維持はどうしていたのか。

「ランニングと野菜中心の食事でしょうか。役者として、走るシーンにいつでも対応できるようにはしておかないとと思い、毎日1時間ぐらい走っています。とはいっても仮面ライダーや必殺仕事人の時のような俊敏さは求められてはいませんし、この年なりの走りですが。食事は、独身時代はとにかく肉好きでロケ弁以外は、焼き肉、ステーキ、とにかく肉中心の食生活でした。結婚していなかったらメタボになっていたかもしれません(笑い)」

「僕はこの原作が大好きで。もしドラマがシリーズ化したら……ライフワークとしてこの役を演じられたらいいですね。小説は岩倉が50歳から始まって、作品が進むにつれ1作ごとに1歳ずつ年をとっていく。僕も岩倉のように日々限られた時間をどう過ごすかを考える年代なので、自分と重なるところも多く、思い入れのある作品です。みなさんもぜひご覧になってください!」

▽むらかみ・ひろあき 1956年、岩手県生まれ。79年に「仮面ライダー スカイライダー」でデビュー。「必殺仕事人」シリーズや、NHK大河ドラマ「炎立つ」など数々の作品に出演。

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