井手らっきょの恐るべし“衣装替え” 今の時代なら射殺刑?

井手らっきょの恐るべし“衣装替え” 今の時代なら射殺刑?

20年前だから存在できた(?)井手らっきょ(提供写真)

【ダンカンの笑撃回顧録】#58

 女性の尻を触るなんてもってのほか! 「今日なんかキレイだね、彼氏でもできた?」なんて言おうものなら、ただちに「あ! それセクハラですから!!」「いや、そんなつもりじゃ……」「つもりも何もありません、さあ出るところに出ましょう! こうなったら私、最高裁まで争う覚悟ですから!!」と主張されかねない現代のセクハラ事情……。

 しかし、あの頃……少なくとも20年前の芸能界は(社会にも)セクハラというものは存在したのだろうか。ま、あるにはあったのでしょうが、当然、現在ほど厳しくはなかったと思います。

 ましてそれが芸能界ともなれば、「リーシー(尻)」だ、「パイオツ(胸)」だ、プロ野球でホームランを打ったバッターがベンチに戻ってきて、迎えるナインとハイタッチをバチバチと交わすくらいに、女性を見れば触りまくっていた業界人が実際にいたのだから、時代というものはいやはや恐ろしかばい!(突然、九州弁になるくらいビックリです)

 というか、あの当時のセクハラのストライクゾーンは現在に比べて相当狭かったのでしょうね? 例えば、当時の芸能界の女子マネジャーが体験したことを現在のルールの下に訴えたら裁判で勝訴しまくり、一財産築けると思うのだ。いや、最終的に金銭でケリがつくならまだいい方で、わがたけし軍団の井手らっきょなんて、間違いなく裁判を受ける前に射殺されるのではあるまいか……。

 あの頃、らっきょの衣装(?)といえば、Tバックのパンツの先にキリンの首から上やダチョウの首から上がピョコンと付いたもの(時々天狗の面もあったけど)を全裸にはくだけだったのだ。スタッフが「じゃ、そろそろらっきょさん衣装替えの方、お願いしま〜す」と声をかけられると「はーい! (女子マネジャーに)じゃ着替えようか……」と堂々と衣服を脱ぎ捨てると、神妙な顔で「ウ〜ム、キリンさんとダチョウさんとどっちがいいかな?」と股間にアレをブラブラさせながらマネジャーに問いかけるのだった……。

 女子マネがまた女子マネで、「えー、そーですね」と真剣に思案しながらキリンとダチョウのパンツを交互に股間にあてながら、「やっぱりキリンの方が派手さがあっていいんじゃないですかね! 番組の企画意図にも合っていると思いますし!」って、何が企画意図だよー! どこからどー見てもこの光景は安っぽいAVじゃねーか!!

 さらに、あろうことか「じゃ、キリンさんでいきましょう、ハイ左足からはいてください」と続き、これが井手らっきょの衣装替えだってんだから、時代とは恐るべし……なのだ。

 あ! 前回の冒頭のほぼスッポンポンたけし軍団スキー場ゲレンデラジオ体操から、あの世界の北野、ビートたけしさんの涙秘話をご紹介しようと思っていたのに、またまた大脱線してしまいました……よって、次回はその巨匠の涙のお話をいたします……。

(ダンカン/お笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家)

関連記事(外部サイト)