ランキング落ちたハリルJAPANの組を「死の組」と呼べるか 「『死の組』使うことがおこがましい」とメディアに批判次々

ランキング落ちたハリルJAPANの組を「死の組」と呼べるか 「『死の組』使うことがおこがましい」とメディアに批判次々

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「日本が入った時点で死の組じゃない」「正直日本にとってはどこに入っても『死の組』だと思うが」――。サッカー日本代表がW杯(ワールドカップ)ロシア大会の組分けで「死の組」に入る可能性があると報じた記事をめぐり、ツイッターなどインターネット上でそんなツッコミが続出した。

国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランキングでみると、日本はW杯出場国の中でもとりわけ低い部類に属しており、ファンが指摘したくなるのももっともだ。

ドイツとスペインと同組になる可能性も

国際サッカー連盟は2017年10月16日、最新の世界ランキングを発表した。日本は44位で、前回から4つ順位を下げた。12月1日のW杯ロシア大会の組み合わせ抽選会では、32の出場チームがこのランキングに基づき4つのポットに分かれる。ランキングの1〜7番目と開催国のロシアが第1ポット、同8〜15番目が第2ポット、同16〜23番目が第3ポット、それ以下が第4ポットだ。

既に出場を決めた23チームで19番目に位置する日本は、第4ポット入りが確実な状況にある。一方、第1ポットの顔ぶれはロシアとドイツ、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチン、ベルギー、ポーランド、フランスで確定した。第2ポットも、強豪国のスペインとイングランドが内定済み。日本は最悪の場合、ドイツとスペイン、またはブラジルとスペインの2チームと同じ組になるかもしれない。

複数のスポーツ紙はこれを受け、16日夕から17日朝にかけて「"死の組"入りも」「W杯『死の組』か」「『死の組』危機も」とウェブ版で報じた。だがツイッターなどインターネット上では、

「日本が入った時点で死の組じゃない」
「正直日本にとってはどこに入っても『死の組』だと思うが」
「死の組というのは、強豪国がひしめいているからこそ意味を持つのであって、日本がこの言葉を使うのがおこがましい」
「W杯の1次Lで日本が死の組の可能性がどーのこーのって、日本が入ったグループは日本のおかげで死の組じゃなくなるんじゃないかな」
「第4Potにいながらにして「死の組必至『か?』」とかわけわかんねぇ」

との冷ややかな声が上がった。

「死の組」は、スポーツ用語の1つだ。大会のグループリーグ戦や予選で、強豪チームが多い組を指し、一般的には、次のラウンドに進出する有力候補のチーム数が進出可能なチーム数を上回る状況をいう。

北朝鮮も「死の組」に仲間入り

過去のW杯を振り返ると、各大会に1つは、「死の組」が存在していた。

2014年のブラジル大会では、優勝経験国のイタリアとイングランド、ウルグアイにコスタリカを加えたグループDが「死の組」と呼ばれた。前回大会の優勝国・スペインと準優勝国・オランダ、チリ、オーストラリアのグループBや、ドイツとクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル、前回ベスト8のガーナ、アメリカのグループGも、「死の組」と呼ぶにふさわしかった。

2010年の南アフリカ大会では、ブラジルとポルトガル、コートジボワール、北朝鮮のグループGがそうだった。2006年のドイツ大会では、アルゼンチン、オランダ、コートジボワール、セルビア・モンテネグロのグループCと、イタリア、ガーナ、アメリカ、チェコのグループEが、「死の組」と話題になった。

グループに最低3チームの強豪がひしめくのが「死の組」だ。日本にとって、どこに入っても「死の組」になる可能性は、ランキングが落ちているという状況だけではない。ロシア大会での抽選の仕組みもある。ロシア大会ではブラジル大会や南アフリカ大会と組み合わせ抽選のポット分けが異なる。前2大会ではランキング上位をシード国として第1ポットに集め、アジア、北米、南米、アフリカ、欧州など地域別に第2〜4ポットに振り分けたが、ロシア大会では、ランキングの順位のみで第1〜4ポットに分類する。13か国が出場する欧州は同じ組に最大2か国までとし、欧州を除く地域は、同じ組に同じ地域の国が入らないようにする。これまで以上に厳しい仕組みといえるかもしれない。