視聴率トップの日本テレビを脅かすテレビ朝日冒険バラエティー番組

 この数年間、常に視聴率トップをひた走ってきた日本テレビが大激震に見舞われている。ある番組の存在に、幹部や制作スタッフが恐れおののいているのだ。
 「月曜日になるとビデオリサーチ社から前週分の金曜、土曜、日曜の視聴率がまとめて発表されるんです。最近の日テレは、日曜日の視聴率で負けたことがない。中でも『ザ!鉄腕!DASH!!』、『世界の果てまでイッテQ!』、『行列のできる法律相談所』と、平均視聴率15%を常にキープする3番組がラインナップされているからです」(制作関係者)

 ところが、7月3日の月曜日に限って、局内では朝から険悪な雰囲気に覆われたという。
 「視聴率が発表されるのは毎朝の9時です。ところが、データー表を見た幹部らの顔から、またたく間に血の気が失せていくのが分かったんです」(編成関係者)

 なんと、その日のうちに本来、番組改編期のみに催される大戦略会議の開催が決定され、制作局、編成局、スポーツ局などの幹部らが一堂に緊急招集を掛けられたのだ。理由は至極明快。7月2日の日曜帯の視聴率に異変が起きていたからだ。
 「テレビ朝日の特番『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて 大アマゾンSP』(18時30分〜20時54分)の視聴率に危機感を持ったんです。一見すると、19時までの第1部が7.1%、第2部が9.7%とシングルですが、テレ朝の前4週の平均視聴率6.6%を大きく上回っていた。全体を見れば日テレの圧勝だが、細かく分析すると、いろいろ問題が浮き彫りになってきた」(放送作家)

 日テレ上層部が警戒感を持つに至った視聴率だが、『ザ!鉄腕!DASH!!』が15.6%(前週比0.7ポイント減)、『世界の果てまでイッテQ!』が18.2%(2.1ポイント減)、『行列のできる法律相談所』が15.3%(1.4ポイント減)と、いずれも前週より数字を下げてしまったのだ。
 「もちろん、この日はNHKの『東京都議会議員選挙開票速報』の他、特番などが影響を与えたと考えるのが普通だと思うはずなんですが…」(放送作家)

 だが、日テレはテレ朝の『陸海空』だけを意識した上に、相当ビビっている。
 「あの番組に、かつて日テレが浮揚するきっかけとなった『進め!電波少年』のDNAを見たからですよ。しかも、番組のVTRを制作するのは、テレ朝のゼネラルプロデューサーという肩書を持つ友寄隆英氏(通称ナスDと呼ばれ)。かつて一世を風靡した日テレの土屋敏男を彷彿させる人気ぶりなんです。しかも、制作費は1本たったの800万円〜。低予算番組のかがみだった『電波少年』を見ているかのような錯覚に日テレ上層部は陥った」(同)

 毎週火曜日に放送中の『陸海空』。今、テレビ界注目の番組だ。

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