美女ざんまい「実話劇場」 水島裕子インタビュー

美女ざんまい「実話劇場」 水島裕子インタビュー

(提供:週刊実話)

水島裕子を語る上で「てん・ぱい・ぽん・ちん体操」は外せない。深夜番組『グッドモーニング』(テレビ朝日系、1984年〜1986年)の中で、セクシーな不思議キャラでコケティッシュな踊りを披露しながら、てんでおつむをてんてんてん…と歌って注目された、その人だ。同番組からはオナッターズ(南麻衣子・小川菜摘・深野晴美)も輩出するなど、伝説化している。その彼女が今秋、やはり不思議キャラ(?)で舞台出演をするという――。
水島 あの歌、実は声優の三ツ矢雄二さんが歌っていらしたんですよね。私がする体操自体は、衣装も白くて健康的で、明るく楽しくだったんですけど、歌詞の内容はというと…朝勃ちの歌だったんですよ(笑)。

――ということは、よく分からずにやっていた?
水島 番組自体が、まじめな顔してエッチなことを言うのがテーマでしたから。意味が分かってないから言えた…というのもあるかもしれないですね。何しろ毎回の収録が忙しくて、朝に台本をもらって即座にコントをやり、その夜のオンエアに間に合わせなくちゃいけないんです。そういう意味では、すごく鍛えられたと思います。エッチなことを言ったのも、即興だったからすぐに忘れちゃうんです。そのあとに出させていただいたロマンポルノ(『部長の愛人 ピンクのストッキング』1986年)でも、台本に書いてあった『果てる』という意味が分からないくらいウブでした。

――その時はどう対処したんですか?
水島 監督に真顔で聞いちゃったんです。「これ、どういう意味ですか?」って。それをスタッフに聞きつけられて大笑いされました。
 ロマンポルノ主演2作目の『いたずらロリータ後ろからバージン』(1986年)は、監督が『デスノート』や『ガメラ』でおなじみの金子修介氏。昼は人間、夜は人形役を演じた水島は、同作で「裸エプロン」になっている。実はこれ、映画では本邦初のシーンなんだとか。
水島 当時はもちろん、知らずにやっていたんですけど、後になって聞かされた時はちょっと誇らしかったですね。

――ヌードグラビアや写真集もたくさん出してきました。本誌を始め、さまざまな雑誌が「往年の美女グラビア」を特集する際、水島さんは“常連”ですよね。
水島 それ、とても光栄に思っているんです。だって、高橋惠子さんと一緒に懐かしがられるんですよ! 私、高橋さんのことがすごく好きで20代の頃から写真集やグラビアを見ていたんです。それに、すべての仕事は好きなカメラマンさんとやるようにしてきたから、基本的に再掲載はOKなの。

――当時は自分でカメラマンを選んでいた?
水島 はい。ヌード撮影の時は全部そうです。だから、あまり多くの雑誌には縁がなくて平凡パンチとスコラが多かったかな。野村誠一さんがいいとか、アラーキー(荒木経惟)さんがいいとか…そういう指名をすると、たまたま出版社が偏っちゃったんです。

――そういえば、先日亡くなった“毛の商人”こと高須基仁さんのプロデュースでも写真集を出してますね。
水島 はい。『濹東エロス』(光文社)です。でも、高須さんに口説かれたからじゃなく、アラーキーさんだからやったんですけどね。アラーキーさん、集中力がすごいんですよ。普通のカメラマンが1週間かかるところを3、4日で撮っちゃうんです。すごいバイタリティーでした。

――今も脱いでくださいというオファーは来る?
水島 それはあります。でも、“撮ってもらいたい!”と思うカメラマンさんに出会えてなくて…。

★20年ぶりにカラミを披露!

――女優業でいえば、2016年に映画『母の恋人』で20代前半の俳優を相手に20年ぶりのカラミを披露したそうですね。そして、昨年には船堀映画祭に出品された映画『大女優にご用心』でヒロインを務めている。
水島 その映画は、映画祭のスタッフが初めて作った自主製作映画なんです。私は大女優の役なんですけど、映画祭にゲストとして呼ばれているのに自然に親しんでどこかに行っちゃう…という奔放な役。ギリギリ最後で間に合うんですけどね。ほのぼのした内容です。

――そこはご本人の不思議キャラにピッタリですね。そして、今年11月に出演される舞台は、「てん・ぱい〜」の三ツ矢雄二さんとも関連深い“声優さん繋がり”なんだとか?
水島 そうかも。イベント自体は『スセリ☆台本劇場』と題されていて、11月18日から24日まで行われるんですが、コントあり、歌謡ショーありの盛りだくさんな内容です。私が出演させていただくのは22日の1日だけで、公演のタイトルは『ふたりのBig&Smallショー8』。声優の繋がりで言うと、全公演の作・演出をしているコメディー作家でシンガーソングライターのオオタスセリさんが、タイトルにあるBigの方。で、Smallは誰かというと、田中真弓さん。そう、アニメ『ワンピース』のルフィ役で有名な声優さんです。田中さんは三ツ矢さんとも仲がいいから、私のこともご存知で嬉しかったです。また、別の日の公演になりますが、アニメ『ちびまる子ちゃん』でたまちゃん役の渡辺菜生子さんも出演されたりして、声優率の高いイベントなんですよ。

――水島さんはこの日、どんな役をするんですか?
水島 実はまだ、稽古も始まってなくて(取材時)…私の役は「あること」に秀でた教祖だそうです。で、田中真弓さんはたぶん、地球を救います。ざっくり言うと、そういう感じ(笑)。

――そこはまぁ、当日を楽しみにしましょう。ところで、私生活はどんな暮らしを? なんだかちょっとミステリアスです。
水島 普通の主婦ですよ。他にはフランス語を習って10年になるので、映画や小説はフランス語で楽しめるようになりました。あとは作家として新作の書き下ろしを進めています。

――どんな内容ですか?
水島 80年代の話を書いています。私自身はアイドルではないけれど、同じ時代にいたので、そこで起きたことを題材に全盛期のアイドルたちを描きたいと思っています。私自身のことも少し入れるつもりです。

◆みずしま・ゆうこ 1962年11月28日生まれ。B型。『スセリ☆台本劇場』は東京・下北沢の小劇場「楽園」にて。

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