本好きのリビドー

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(提供:週刊実話)

悦楽の1冊『売国保守』 森口朗 扶桑社新書 840円(本体価格)

★ニセ保守政治家の悪政を斬る

 中国・武漢発の新型肺炎が日本での感染拡大につながるかどうかの危険性が叫ばれ、一刻も早い現地在留邦人の救出手立てが論じられるかと思いきや、国会で最大野党が追及する問題は年を越してもいまだに「桜を見る会」一辺倒。

 得々と質問するバカ議員のしゃっ面を中継で目にするたび、茶番と呼ぶのも憚られる最下等に愚劣な光景に吐き気すら催しかねない。

 おまけに「沢尻エリカの逮捕は“桜”の疑惑から国民の関心をそらすための政府の陰謀で、次の逮捕者リストも出来てる」だのと、したり顔でツイートする輪をかけてバカな芸能人が反権力のいっぱし論客扱いなのには驚きや呆れを通過してレベル4、肺炎より深刻な悪寒と眩暈さえ覚える。

 ’93年の細川連立内閣誕生で、いわゆる「’55年体制」と称されるものが崩壊した…と一応いうが、果たして本当にそうだったのか。かつてハマコーこと浜田幸一が暴露したごとく、激しく対立する構図に見せて自民党と社会党が国対のテーブルの下で札束のやり取りをしていた最悪のプロレス的なれ合い劇が、形を変えただけで、実は現在ただ今も深く静かに進行中なのではないか?

 思えば細川護熙にせよ、’09年の民主党政権時の鳩山由紀夫にせよ、政権交代したとはいえ元をたどれば両首相ともそもそも自民党の出身。そして、口で政策を唱えつつ最も卑小な政局レベルで日本の政治を引っ掻き回し続け、自己目的化した権力闘争に勝つためには平気で共産党とも手を握る小沢一郎もやはり自民党の産物だ。

 本書は“改憲やるやる詐欺”を含め、佐藤栄作以降、歴代内閣の売国的罪状を徹底検証。教育と年金制度改革への個別具体的提言の件は特に傾聴に値する。
_(居島一平/芸人)

【昇天の1冊】

 大炎上中の俳優・東出昌大の不倫問題。炎の勢いは、これまでの芸能人不祥事のトップクラスだと感じる。同業者であるタレントやCMスポンサーらが彼を“叩く”のはまだしも、一般大衆まで怒髪天を突くほどの激怒っぷりである。そこまで騒ぐこと? と思う人もいるだろう。

 なぜ、大炎上するのか。そのメカニズムと、不倫する人間の心理を分析したのが、『ウルトラ不倫学』(主婦の友社/税込1320円)である。

 3年ほど前に発売された1冊なので、題材とされるネタは旧聞。だが、“ゲス不倫”なる流行語を生みだしたベッキーをはじめ、宮崎謙介元国会議員、お笑い芸人のとにかく明るい安村、落語家・三遊亭円楽らの“事件”を取り上げている。

 興味深いのは、タイプ別に不倫を分類しているところ。ベッキーなら「ベビーフェイス&自覚なし型」…美人妻を持つイクメン夫ともてはやされ、好感度の高い“ベビーフェイス”だった東出も同じである。そこに、妻の妊娠中に浮気していた宮崎元議員のケースが合体。なるほど、だからあれほど炎上するのか。

 東出の相手だった若い女優には、「不倫を語りたがる女」というコーナーを読むと、合点がいく。インスタなどに、東出との交際をほのめかす「匂わせ」に精を出していたとか。語りたかったんですね、彼女は…だが、こういう女性は同性から最も激しい嫌悪の対象となると書かれている。

 的を射た不倫学。雑学として一読しておきたい。
(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)

【話題の1冊】著者インタビュー 川瀬智広

童貞の勝算 マネジメント社 1,400円(本体価格)

★自分に自信を持てるプラスの変化を与える

――かつては吉本のお笑い芸人だったそうですね。なぜ、『男磨き学校』を開いたのですか?
川瀬 お笑い芸人の道を夢半ばで諦め、サラリーマンをしていたんですが、29歳で退社した後に、1人、東南アジアに行ったんです。そのまま3年半くらい現地で生活していました。
 カンボジアで自分の旅行会社を立ち上げたんですが、その時に、やって来る若い日本の男性と、カンボジアの男性の違いを感じるようになりました。カンボジア人男性は、とてもポジティブで積極的な傾向があるのに対して、日本人男性は、消極的で自分に自信がなく、いわゆる草食系男子が多いなってことに気付いたんです。
 このまま日本の男性が変わらないと、“日本の未来はヤバいかも”と感じたことがきっかけです。

――女性とのコミュニケーションが苦手な人も多いです。どこから変えていったらいいのでしょうか?
川瀬 まず、女性というよりも、人間関係の基礎から学ぶ必要があります。コミュニケーションの本質は“相手が喜ぶことをすること”であり、“相手が何を求めているか”を普段から考える習慣作りが大切です。
 また、女性とのコミュニケーションが苦手という人の多くは、“嫌われることを恐れる”傾向があるので、そのマインドを変えていく必要があります。それに合わせて、女性とのデートの経験を重ね、女性に慣れていく必要があります。

――モテなかった男性がみるみるうちに彼女をゲットしているそうですね。
川瀬 ここ3年間で300組以上のカップルが成立し、30組以上が結婚しました。しかも、結婚した男性の約半数が30代以上の方で、もともと童貞の方だったんです。なにより大切なのは“自分に自信を持つ”ことです。そのために僕らは、彼らの内面や外見に多くのプラスの変化を与えることに注力しています。プラスの変化の回数が、自信の大きさに繋がると考えているからです。

――3カ月で彼女を作る実践方法を教えて下さい。
川瀬 まずは「俺も変われるかも!」と自分自身の可能性を感じることです。僕が作った『彼女の作り方の方程式』では、“出会いの数×確率”と定義しています。出会いの数を増やすために、女性と出会える場所やデートの誘い方を教えつつ、次に繋がるデートができるか、選ばれる確率を高めるデートレッスンを行います。また、“疑似デート”というものがあり、女性講師とデートに行くことでデートの採点をしてもらうことも行っています。
_(聞き手/程原ケン)

川瀬智広(かわせ・ともひろ)
株式会社GiveGrow代表取締役。岐阜県生まれ。宇都宮大学卒業後、吉本興業のNSC10期生として入学。お笑いの道を諦めた後、カンボジアで旅行会社を立ち上げる。日本に戻り、「男を磨く恋活・婚活学校BRIGHT FOR MEN」を設立。

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