“謎の放送事故”の真実〜都市伝説放送事故

“謎の放送事故”の真実〜都市伝説放送事故

(提供:週刊実話)

◎「洋子のはなしは信じるな」

 1994年9月に東京都墨田区の実家から出かけたまま、現在まで戻ってこない嵐真由美さん。そんな「学生時代の友人に会う」と言い残して失踪した主婦だが、彼女の家族を取材したテレビ朝日系の『スーパーJチャンネル』で、父親の背後に映り込んでいた「洋子のはなしは信じるな」というメモ書きが、ネットを中心に大きな話題を呼ぶことになった。この「洋子」というのは番組にも出演してコメントを発した真由美さんの姉で、最後に会話したり、真由美さんの交際相手とも面識があった重要参考人であるのだが、どうにもきな臭い話しか出てこない人物だったのである。そのせいか事件は未解決どころか、ついには報道されることもなくなっている。

◎「おもいっきりテレビに美空ひばりの霊」

 1990年、日本テレビ系のお昼の人気番組『午後は○○おもいッきりテレビ』の放送中に「心霊現象が映っている!」と、後日、同局が『TV50年ミステリー大賞』として自ら放送した放送事故。アグネス・チャンの後ろに人の顔が映っていると視聴者から通報が相次ぎ、しかも、それが美空ひばりの顔ではないかと話題になった。折しもひばりの一周忌を過ぎた頃であったため、ファン層たる熟年たちには見間違えるに十分な条件はそろっていたであろう。真相は定かではないが、急きょ顔が消えたという逸話の一部は、単純にカメラ位置が変わっていたからだと思われる。

◎「テレビジョッキー」

 土居まさる司会で人気を博した日本テレビ系『TVジョッキー』の素人参加コーナー「奇人変人」に出演した若者が、ゴキブリを食べた後日に「ゴキブリの卵が男性の腹の中でふ化して死んだ」というのは、放送当時によほどショッキングだったからか、現在でもまことしやかに囁かれる放送事故の伝説である。しかし、その若者が死亡した事実はなく、さらに、ニュース自体が間違ったまま流布され、現在活動している虫喰い芸人の佐々木孫悟空が、ゴキブリを食べて腹の中で卵がふ化し、死んだことになっているのである。さらには「アメリカのゴキブリ食い大会に出た佐々木孫悟空が死んだ」という死亡説まであるのだが、それは2012年、アメリカで開催されたゲテモノ早食いコンテストで優勝したエドワード・アーチボルトが、ゴキブリを食べて死んだという報道と(実際には窒息死だった)混同されている。佐々木孫悟空いわく、「そう簡単にゴキブリ食で人間は死なない」とのことだが、ここまで曲がって伝わるニュースも珍しい。やはり、ゴキブリを食べた人間は死んでほしいというのが、国民の総意なのであろう。

関連記事(外部サイト)