ホロライブと中国の確執は終わらない? アニメ『世界最高の暗殺者』で新たな騒動…

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最近になって『ホロライブ』所属のVTuberがアニメ業界に進出しているが、中国との関係は未だに改善できていない模様。アニメ『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』で声優デビューを果たしたVTuber・桃鈴ねねが、とある騒動に巻き込まれてしまった。



同アニメで桃鈴ねねは、ケリーという子どもの役で出演。主要キャラクターであるマーハの孤児院での友達で、主役級ではないものの出番はそこそこあった印象だ。演技も周りのプロの声優と比べて浮いているわけでもなく、《違和感なかった》《言われなきゃ分からないぐらい自然》といった声が。日本のファンにとっては嬉しい声優デビューとなったようだ。


しかし中国の大手動画配信サイト『bilibili』などで放送されたバージョンでは、EDのクレジットからなぜか桃鈴ねねの名前が消失。ちなみに「ホロライブ」のVTuberに関しては、これまでも『ジャヒー様はくじけない!』や『探偵はもう、死んでいる。』といったアニメに携わった際、中国版でクレジットから名前が削除される事態があった。


今回もその延長線上にあるトラブルとして捉える人が多く、ネット上では《執念深すぎだろ中国》《ホロライブと中国はまだ対立してるのか…》といった声があがっている。


「ホロライブ」VTuberが狙われている理由とは?

中国と「ホロライブ」の確執のきっかけは、昨年9月にさかのぼる。当時、同プロダクションに所属していたVTuberの桐生ココが、中国のネット上で炎上する騒ぎとなったのだ。


桐生ココは「あさココLIVEニュース」という配信の中で、YouTubeのアナリティクス情報を表示。しかしそこに台湾が中国と異なる国として表示されていたため、「一つの中国」という中国の政治的な見解と異なるとして、批判の声が殺到してしまった。


桐生ココはその後「ホロライブ」を卒業したのだが、日本のファンからは「中国市場におもねるために桐生ココを卒業させた」との憶測が。桐生ココ本人は卒業の理由を「言えないことがとっても多い」と濁していたため、真偽はわからない。しかし彼女が「ホロライブ」を去っても似たような騒動が起きるところを見ると、まだまだ関係は改善していないのかもしれない。


ただ今回の件に関しては、日本の制作側がトラブルを避けるため、自主的にクレジットから名前を消した可能性もある。ファンの中には《リスクが大きすぎるし、このまま中国から手を切れば》という意見の人もいるようだが、中国と「ホロライブ」のわだかまりが氷解する時はくるのだろうか。


文=大上賢一


【画像】


Benzoix / PIXTA