ヤジロベーは『ドラゴンボール』唯一の常識人? 聖人すぎる言動の数々

ヤジロベーは『ドラゴンボール』唯一の常識人? 聖人すぎる言動の数々

ヤジロベーは『ドラゴンボール』唯一の常識人? 聖人すぎる言動の数々の画像




漫画『ドラゴンボール』の登場人物たちは、どこか“頭のネジが外れた”ようなキャラクターが多いことで有名。主人公の孫悟空からして、その行動原理は常人にはまったく理解できないところがある。そんな中、ただ1人のまともな人間として再評価されているのがヤジロベーだ。


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誰よりもまともな倫理観を披露

作中では人が死んでも簡単に蘇るため、ほとんどのキャラクターが倫理観を失っていく。典型的なのが、悟空が事あるごとに放つ「死んでもドラゴンボールで生き返ればいい」といったセリフだ。


しかしヤジロベーだけは、人の命が重いことを理解している。「ピッコロ大魔王編」では、ピッコロ大魔王と魔族の手によってクリリンをはじめとして、多くの人々が死ぬ。そこでシェンロンまで倒れ、ドラゴンボールを7つ集めても願いが叶わない事態となってしまう。


誰も生き返ることができないという事実に、悟空は衝撃を受けるのだが、ヤジロベーは悟ったような表情。そして、「しょうがねぇよ、運命ってやつだ 病気や事故で死んだやつだって悔しさは一緒だぜ」と声をかける。このセリフは、死んでは生き返ることを繰り返してきた「ドラゴンボール」の世界観に一石を投じるものだろう。


「盗み食い」は犯罪であるということ

さらに「ピッコロ大魔王編」で、ヤジロベーが初登場した際のエピソードも印象深い。まず悟空は魔族タンバリンとの戦いに敗れ、森の中で気絶していた。その後、目が覚めると、焚火で焼かれる巨大魚を発見し、そのまま一気に平らげてしまう…という流れだ。


するとそんな悟空のもとに、ヤジロベーが登場。「てめー オレの魚 ぬすみ食いしただろ!!」と悟空の罪を咎めるのだった。善悪の理解できない悟空は“落っこちていた”と主張するものの、「バカたれ!! こんなとこに焼き魚が落ちてるかっ!!」とさらなる正論を受けてしまう。ヤジロベーの常識的な考え方がよくわかるエピソードだ。


このようにヤジロベーはいかにも一般人のような言動だが、時にはあえて常識を踏み外していくこともある。


ベジータが地球に襲来した際の戦闘において、命が惜しいヤジロベーは怯えながら隠れていた。しかしベジータが大猿に変身し、悟空たちを痛めつけている時に異変が起きる。あれほど小心者だったヤジロベーが死のリスクをいとわず、大猿化したベジータの尻尾を刀で切り落とすのだ。


常識的に考えるとあまりにリスキーな行為だが、この時には仲間への感情がそれを上回ったのかもしれない。その勇姿は、もはやサブキャラどころか主人公に近い。悟空たちの活躍を支えてきた影の立役者に栄光あれ!


文=「まいじつエンタ」編集部

写真=まいじつエンタ