令和版『うる星やつら』コンプラで改変? ラムちゃんの電撃・暴力描写に心配の声

令和版『うる星やつら』コンプラで改変? ラムちゃんの電撃・暴力描写に心配の声

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5月19日、新作テレビアニメ『うる星やつら』のPV第1弾が公開された。映像の中には、主人公・諸星あたるがラムの電撃を受けるお馴染みの場面も。しかし同作の暴力描写が、現代のコンプライアンスで放送可能なのか、あらためて懸念されてしまったようだ。


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令和に「うる星やつら」アニメ化は難しい?

高橋留美子の代表作の1つである「うる星やつら」は、宇宙からやってきたラムと地球人代表の諸星あたるの「鬼ごっこ」から始まったドタバタラブコメディー。単なる学園恋愛モノというだけでなく、SFやオカルトなどの要素も織り込まれており、なんでもありな世界観が多くの漫画ファンを惹き付けた。


そんな同作のお決まりのパターンとして、軽薄で女好きなあたるの行動に嫉妬して、ラムが電撃を放つ場面が数多く登場する。また、ライバルキャラの面堂終太郎が普通に刀で斬りかかってきたり、幼馴染で元カノの三宅しのぶにボコボコにされたりと、バトル漫画さながらのバイオレンスなシーンが。


また、あたるなどの男性キャラによるセクハラのような行動や、お色気シーンなどもふんだんに盛り込まれている。



かつて80年代にアニメ化された際は当たり前のように放送されていたのだが、令和の時代でも可能なのか。SNSなどでは、《今の時代電気でビリビリはコンプラに引っかかるだろ》《令和版うる星やつら… コンプラでめっちゃマイルドにされてるんだろうか》《暴力や露出度というかセクハラ要素は減ってしまうんだろうな》《今の時代だとセクハラ描写とか暴力描写とか物申す人いそうだけどそんなの無視してどぎつくやって欲しいなぁ》といった声が上がっていた。


過激描写はどこまで可能?

フジテレビ系の「ノイタミナ」枠で放送されるため、いわゆる“深夜アニメ”としてカテゴライズされる作品になりそうなのだが、近年は深夜アニメでもやりたい放題とはいかない模様。


たとえば、今年の冬に放送されたアニメ『終末のハーレム』は、『BPO(放送倫理・番組向上機構)』に性的な表現に関するクレームが送られていたことがわかり、話題になっていた。動画配信サービスが充実した現代において、深夜アニメは“大人だけが見るアニメ”ではないのだ。


ただ、暴力描写やお色気シーンがなくなると、「うる星やつら」の魅力が薄まってしまうのも事実。とくにラムやしのぶによる“お仕置き”がないと、ただでさえ浮気者のあたるが真のクズになってしまう。そもそもラムの電撃がなければ、女好きのあたるはとっくにラムに本心を伝えていそうなので、ラブコメが成立しなさそうだ。


ところで「うる星やつら」には藤波竜之介というキャラクターが登場するのだが、センシティブさでは“彼女”の方が心配。というのも竜之介は男性として育てられた女性キャラクターで、本人は女らしくありたいと思っているのだが、父親がことごとくそれを妨害してくる。もはや“毒親”がどうとかいう騒ぎではない。


いろいろと難しそうな「うる星やつら」の再アニメ化だが、原作の魅力をどこまで引き出してくれるのだろうか。


文=大上賢一


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studiolucky / PIXTA


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